説明会のメモ。
0.はじめに
1. 知・徳・体
2. 生きる力の基礎
3. 現場の先生方のお話
はじめに. 広島の現状
広島で生まれ、育ち、学び、働いて良かったと思えるような未来プロジェクト。それに向けて、特に求められる素質は、①確かな授業力②豊かなコミュニケーション能力③新たなものに積極的に挑戦する意欲④他の教職員と連携、協力し、組織的に職務遂行する能力「詳しくは前掲の記事:教職志望者のための都道府県別説明会」
1. 知・徳・体
夢を育てる環境づくりのための基盤としての三要素。
1.1. 知:確かな学力
共通学力テストなどによるテストの結果は好成績。但し、間違い・無回答率などから、「思考力・表現力」がネックである事が判明。こうした分析結果を活かして、授業の改善を図っている。またその支援として、(教員のための?)DVDの製作等が行われている。また、具体的な取り組みは、以下の4点ある。
①小中学校少人数授業
TT・非常勤講師などによる少人数授業
②中学学力向上対策
今年三年目。教員が集まって、指導の在り方について研究し、それを各地の学校に活かす。
③高校学力向上対策
トップリーダーハイスクールなるものを設置し、生徒の進路希望をかなえるべく、基礎学力向上・合宿・大学ナビセミナーなるものの開催をしている。
④特別支援学校就職支援
自立した社会参画を推進。
1.2. 徳:「豊かな心」の育成
暴力行為の発生件数が、一時増加したものの、今では減りつつある。また、不登校対策として、小中学校の連携をしている。これらに関する具体的な取り組みは、以下の四点ある。
①生徒指導総合対策事業
指導重点校をおいたり、スクールカウンセラーの設置
②「山・海・島」体験活動
非日常的な生活や、そこでの人々との関わりを通して、自立の推進・人間形成力の支援をする。
③心の元気を育てる地域支援
他者との関わり合いの中で自尊心を強め、社会参画への興味を高める。また、不登校防止の一環でもある。
④広島自慢事業
地元を知り、郷土への理解を深め、郷土愛を育てる。
1.3. 体:健やかな体
測定の結果、年々体力は付いているが、「握力・ボール投げ」において劣っている。
2. 生きる力の基礎
2.1. ことばの教育
思考・判断・表現力をはぐくむ点から、地元についての紹介などを通してことばの教育を推進。
2.2. キャリア教育
地域や産業界などとの連携を取っている。また、小中高一貫で「私のキャリアノート」なるものを用意し、今までの自分の職業観などを保存する。社会人として自立するための、資質や能力・意欲などをはぐくむ。
2.3. 食育の推進
H19より、知識・実践力をそなえ、家庭での食育の大切さを心得ている「栄養教諭」の配置。また、地元産の食材を使う事によって、業者への感謝、郷土に関する理解・愛着を育てる。
3. 先生方のお話
現場の様子と、試験に向けた勉強法について、四人の先生からお話しがあった。
3.1. 現場
教師をクラスの一員として見てくれたり、保護者の方、他の教職員の方の理解や手助けなど、様々な支えがある中、それに甘んじることなく全力を尽くしておられる。
3.2. 対策
[一次]
兎にも角にも「広島県教育資料」と「教科の学習指導要領」の熟読。前者は、広島県が特に力を入れている四項目「生徒指導」「ことばの教育」「食育」「特別支援」に関しては必須。後者は、やはり読みづらいらしいが、大切な点は「~~に配慮する」や「~は次の三つある」等の文句が出るところを重点的にするとよい。また、読んだ内容を丸暗記ではなく、まとめるなどしてまず理解し、それから徐々に暗記に移るという手もある。
[二次]
人との関わりを持つ、現場を見る、新聞などで教育問題をチェックするなどして基礎的な力を付けるとともに、それらを統括するための自分の軸をもつように努めるべき。また、指導案は実践を通してその内容・流れの確認・改善の積み重ねが大切。模擬授業も面接も、あとは練習あるのみ。本番では、授業内容も然ることながら、生徒に気を配った授業の展開を。
以上
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