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広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2020年2月23日日曜日

学びの共同体に関しての個人的解釈

 学びの共同体というものへの理解がまだ十分でないままに記します。勉強の過程です。
 以下、言い切りの形で書きますが、全て個人的な理解に基づくものです。

1.学びの共同体についての個人的な理解
 学びの共同体とは、ざっくりと、「分からないを大切にする集団」である。なぜ「わからない」が大切なのかというと、誰かがそう感じるところに物事の本質があり、「分からない」と言える人は物事の本質がわかっている人だからである。3×4が12と覚えて仕舞えば、「3×4が分かった」とおもってしまう。しかし、「なぜ12になるのかが分からない」と言える人は、掛け算の本質を分かろうとしている人であり、また、それをわかる過程が大切だと知っている人である。こうして、「分からない」を大切にすることで本質を捉える作業は、未知の課題への対処法にもなり得る。

以上個人的な理解。

2.この共同体を構築するために必要なのは何か(どのような集団にすべきか)、そのためになにをすべきか、についての個人的な理解とメモ

必要なのは、他人の話を聞くこと。ただし、共感とは違う。俺はこう思う、私はそうは思わない、僕は君に賛成する、など、個人個人がそれぞれ違う価値観でいても良い。目的は、同じ課題に対して一丸となって取り組むこと。
したがって、このような集団を作るためには、高難易度の課題を与える必要がある。ジャンプ課題などと呼ばれている。誰しもが「分からない」と言える、また、それが恥ずかしくないという雰囲気が大事。自分一人では解決できそうにないこと、達成できない課題にどう取り組むか、を考えさせる。「3×4がわからない」という1人を放っておかないことで、その他にも理解できていなかったであろう10人がすくわれ、その先の課題における戦力の増大につながる。今度は、12÷4の時に、別の1人が「わからない」を発した時、先の11人の中から説明できる人が現れるかもしれない。もしくは、先の11人の理解の過程を見ていたほかの人が、ふと何かに気付けるかもしれない。
結論として、クラスのみんなを尊重する、ということが求められる。みんなで仲良くしましょう、ではなく、仲良くなれる人なんていないかもしれないが、自分の武器として使うことが出来る人の集まりなのだ、というくらいの認識になっておかなければならない。その結果として、無視やらいじめやら、汚くて触りたくない、話したくない、などと言っている場合ではない、という気にさせなければいけない。

以上、なんかそんな気がする、という、「もしかして、こういうことかな」という個人的な気づきや考えのメモ。