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広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2022年11月5日土曜日

中学生のよくある間違い 「勉強できる」

 「勉強できる」を、

I can study English.

としてしまう生徒がおおい。日本語話者としては当然かもしれないが、先日、英語の教員がこの間違いを指摘できなかったので、割と根深い問題だと思った。どう説明しようか、と考えた事を備忘録として残す。


・そもそもstudy の意味

 勉強をする、と言う意味。もしくは、研究をする、習得するために覚える、など。

つまり、I can study English.

は、「わたしは英語を勉強する、という行為ができる」となる。

逆に、もし、I can't study English.と書かれれば、それは「私は英語を勉強すると言うことができない」であるため、宗教上の理由がある、とか、「敵国の言葉を学習するなんて、わたしにはできない。」とか、「教科担の顔見るだけで気分が悪くなってしまうので、『学校では』英語を勉強することができない」とか、いろんな事を勘繰らないといけなくなる。


・can't study wellならOK?

 私がまとめようと思った最大の理由はこれ。

「首尾よく(上手に)英語の学習ができない」

だからOKな気がするが、もっと具体的に「単語が覚えられない」「文法の理解ができない」と言わないと、

「勉強法が間違ってることに気づいている」

と述べているに過ぎないため、得意・不得意に言及できていない(のではないか)。

「英語できない」

を英語にできないもどかしさがある。


・「できる」とは

 ここでの「できる」は、have a competency in と置き換えるのが妥当だと思った。英語のcanは、どちらかというと have an ability toっぽい気がする。この違いを分かっていれば、間違いを理解することができる気がする。


・結局…?

 I'm (not) good at /bad at...

を使うのが無難だと思うし、より適切だと思う。こういう小さい(けど大事な、中高生がよく間違える)ミスの一覧とかあったらほしい。