書評(というか感想)、日ごろ思ったことなどを、思うままに書いていくメモ帳的なブログ。いつかこれを見返して、何か自分の中に再生産されるようなメモ帳になればいいなと思います。
自己紹介
- ironustak
- 広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ
2011年5月31日火曜日
隠れたコンプレックス
2011年5月30日月曜日
視点と言う主人公
2011年5月29日日曜日
福岡翻訳ミステリー読書会
2011年5月25日水曜日
落語の翻訳に関する研究に向けて
この資料は、以下の三つの文書をまとめた物である。
①村上春樹・柴田元幸(2000)『翻訳夜話』文春新書小
②林敏彦(2000) 『洋画の字幕翻訳の特徴とその類型』人文研究 (2000), 100: 27-82
2000-09-29公表
③James R. Bowers (1996) “AVOIDING THE TRAP AND SETTING IT FOR OTHERS: THE WORK OF INTERPRETATION AND PERFORMANCE IN THE TRANSLATION OF RAKUGO: JAPAN’S POPULAR NARRATIVE ART”
[翻訳夜話]
0. はじめに
本書は、翻訳セミナーにおける二人(村上・柴田)のやり取り、また、そのセミナーの参加者との質疑応答を文字に起こしたものである。セミナーは3回、大学生対象・翻訳家志望者対象・現職翻訳家対象で行われている。
1. 翻訳の在り方
本書中で、村上・柴田が述べる“良い翻訳”の要素についてまとめる。
1.1. 原文の感じを読み取る
村上は、翻訳では、「シンパシーというか、エンパシーというか、そういう共感する心」や「相手の考えるのと同じように考え、相手の感じるのと同じように感じられる」(p.38)という点が大切であり、そのためには「原作者の心の動きを、息をひそめてただじっと追うしかない」(pp.62-63)と述べている。また、柴田はこの点に関して、「「うまい翻訳だな」と読者に感じさせること自体が、悪訳の証」(p.109)である可能性を提示している。
1.2. 訳語選択
訳語を選ぶ際、村上は「目をクリクリさせた」や「目をむいた」という直訳の表現が目につくという。(p.101) 柴田もこれに関しては、「一単語、一単語対応で再現するひつようはないですよね。」と述べている。(p.103) ここから、文脈によって訳を変える必要もある、という点がうかがえる。
しかしその一方、「創作的親切心が成功している翻訳の例を、僕はあまり目にしたことがありません。」と村上は言う。そうした「親切心」が、「翻訳者のただの自己満足」になる可能性の指摘である。(p.108) 訳語の選択は、その場その場で柔軟に行う必要があると言う事である。
2. 翻訳におけるスコポス理論
スコポス理論とは、翻訳はその目的に応じて形を変えるというものである。本書でもこの点が指摘されている。村上は、「細かいところが多少違っていたって、おもしろきゃいいじゃないか」(p.20) と述べている。また、翻訳者としては、「読む人は違和感を感じると思ったら、翻訳者は自分の判断で変えていいんじゃないか」(p.62)という見解も述べている。
実際に自著の作品の翻訳に関しては、「自分が書いた本なのに「おもしろいじゃない」と他人事みたいに言って、最後まで読んでしまえるというのは、訳として成功している」としている。
[洋画・字幕]
0. 本論文の概要と、これをまとめるに当たって
本研究は、洋画を活用した授業展開における、「学習者及び教育者の双方にとって有益な次資料を提供すること」を目的とした物である。実際に35本の洋画を分析し、字幕の本質の分析・特徴別の類型化を試みている。(ABSTRACT要約)
本まとめでは、conclusionにある字幕の役割と、その根拠となる具体例とについてまとめる。したがって本文中における、字幕を18種類(簡略・省略・類似・一般化など)に分類して論じている部分に関しては扱わないこととする。
1. 字幕の特徴・種類(conclusionより)
本論文のconclusionでは、字幕の役割・特徴を7種類に分けてまとめている。以下に示すものは、conclusionをさらに簡潔に書き換え、その根拠となる具体例を付け加えた物である。
①正確さよりも明瞭さ(例示なし)
②字幕スペースの制約による簡略・省略。(例示なし)
③行き過ぎた省略
例) [It's ten after 9:00. Why aren't you in school?] → 「学校 はどうした?」
『「もう9時過ぎているぞ」を入れてもよかったのではないだろうか。字幕スペースの余裕は十分あったはずであり、この省略は行き過ぎではないだろうか。』(p.67)
④雰囲気・細かな感情の表現を損なう簡略・省略
例)[I’ll take it back to Tony with a message.] → 「おれが返してやる」
「説教してやろうという主人の怒りが伝わってこない。(中略)怒りは感じられるものの、やはり物足りない感じは否めない。」(pp.55-56)
⑤混乱を防ぐための、説明台詞の簡略・省略
例)[Mr. Cannelli wants a little souvenior.] → 「その前に舌を切り取ってやる」
Mr. Cannelliは、組織のボスである。本論文の説明文から推測すると、Cannelliの手下がつかまって、殺される(殺されそうになる)シーンである。Cannelliは特に重要な役ではないため、下手に名前を出すと観客が混乱してしまう。 (pp.71-73)
⑥ 情報の明確化・説明台詞としての字幕
例)[Now… Fulfill your destiny and take your father's place at my side.]
→「さあ、父を殺し自分の運命に従うがいい 父の後を継ぎ私の下僕となれ」
「皇帝がルークに父親を殺してダークサイドに入ることを勧めているシーンである。原文にはない「父を殺し」を付加することで「自分の運命」の内容が明らかになり説明台詞の役割を字幕翻訳が果たしている。」(p.70)
⑦ 日本語の助詞を活用した字幕
例)[No matter what happens, we land this aircraft. Is that understood?]
→「何が何でも着陸させるのだ」
『「のだ」という文尾によって命令の絶対性が強調され、下線部の省略の分を補っているようである。』 (p.65)
[落語・翻訳]
0. 本論文とその“まとめ”に関して
0.1. 本論文は、三遊亭円笑による、文七元結(ぶんしちもっとい)の「枕」(落語における“前置き”のようなもの)の部分を分析している。構成は大きく三つに分けられる:①「落語とは何か」の説明(落語のレトリック・落ち・種類)②文七元結に関して(あらすじ・構成・解釈と分析・transcriptと英訳文の提示)③結論。
0.2. ここに取り上げるに当たって
「落語とは何か」や「文七元結に関して」に分類した部分は、あまりに具体的であるためここではほとんど扱わず、中でも重要と思われる点に関していくつか取り上げるだけにとどめる。
1. 落語のレトリック
1.1. 間
ここには、三種類の間:①笑いの要素に気付かせる間、②リズムを取る間、③場面の切り替わりを示す間、が示されている。(p.35)
1.2. 登場人物の細かな描写
落語では、登場人物が様々な方法で描写される。例えば、①声を変える、②表情を変えるなどによる、個人の特定・感情の表現が挙げられる。またこの描写によって、「いちいち誰が話しているか提示せずに済む」というのが挙げられている。(p.35)
2. 分かりづらい日本語の文化
枕で紹介される、三道楽煩悩(さんどらぼんのう)「飲む・打つ・買う」というメタファー、特に、“買う・打つ”が示すことは、英語圏に住む人にとっては分かりづらいようである。(pp.44-45)
3. 結論
日本の言語・文化を理解することで、落語の本質が見えてくる。翻訳においても、落語の本質・味といったものの訳出は、こうした理解に基づかなくては出来ないだろう。(p.46)
研究への展望
以上にまとめた文書の、本まとめにおける位置づけは以下のとおりである。
①翻訳夜話…翻訳の在り方、目的(スコポス)の在り方といった「一般的な翻訳」という視点
②洋画・字幕…映像翻訳という立場から、字幕の在り方に関する視点。
③落語…落語の翻訳に必要な要素とは。
このことから、「落語における(映像)翻訳」についての研究が出来ればいいな、と考えている。また、桂枝雀などの「英語落語」に関しても興味があるので、文献を探したいと思う。
2011年5月24日火曜日
映像翻訳~字幕の役割~
洋画の字幕翻訳の特徴とその類型
小林敏彦
人文研究 (2000), 100: 27-82
2000-09-29
○本論文の概要・本まとめにおける本研究の位置づけ
本研究は、洋画を活用した授業展開における、「学習者及び教育者の双方にとって有益な次資料を提供すること」を目的とし、字幕の本質の分析・特徴別の類型化を試みている。(ABSTRACT要約)
本まとめでは、conclusionにある字幕の役割と、その根拠となる具体例とについてまとめる。したがって本文中における、字幕を18種類(簡略・省略・類似・一般化など)に分類して論じている部分に関しては扱わないこととする。
○字幕の役目(conclusionより)
本論文のconclusionでは、字幕の役割・特徴を7種類に分けてまとめている。以下に示すものは、conclusionをさらに簡潔に書き換え、はその根拠となる具体例を付け加えた物である。
① 正確さよりも明瞭さを追及するもの。
② 字幕スペースの制約のために簡略・省略が行われる。
③ 字幕スペースに余裕があっても簡略・省略は頻繁に行われ、中には省略が行き過ぎた訳例もある。
例) [It's ten after 9:00. Why aren't you in school?] → 「学校 はどうした?」
『「もう9時過ぎているぞ」を入れてもよかったのではないだろうか。字幕スペースの余裕は十分あったはずであり、この省略は行き過ぎではないだろうか。』(p.67)
④ 場面の雰囲気・細かな感情の表現を損なう簡略・省略もある
例)[I’ll take it back to Tony with a message.] → 「おれが返してやる」
「説教してやろうという主人の怒りが伝わってこない。(中略)怒りは感じられるものの、やはり物足りない感じは否めない。」(pp.55-56)
⑤ 説明台詞は、スペースの制限によってその役割を活かすことが出来ない場合がある。そのため、混乱を避けるためにも積極的に簡略・省略される場合がある。
例)[Mr. Cannelli wants a little souvenior.] → 「その前に舌を切り取ってやる」
Mr. Cannelliは、組織のボスである。本論文の説明文から推測すると、Cannelliの手下がつかまって、殺される(殺されそうになる)シーンである。
『馬乗りになり、大きなペンチを顔に寄せていく画面は出てくるので、たとえ「小さな土産」と直訳しても何のことか十分見当がつくはずだが、翻訳者はより明瞭にしたかったのだろう。』(下線筆者)(pp.71-73)
⑥ 字幕では、情報の減少以外に、情報の明確化も見られる。観客の母語や背景知識を考慮したと思われる訳例、原文の台詞自体の曖昧さや不正確さなどを補足したと思われる訳例もあり、いわば説明台詞のような役割を負うこともある。
例1)[The wave hit Europe and Africa, too.] → 「津波は世界中を襲い」
「この作品ではアジアを含む世界の隅々まで被害が拡大したことになって」いる。「字幕訳は作品の流れを汲んで」、「一般化することで原文の不備を補足した適確な訳に仕上っている。」(p.43)
例2)[Now… Fulfill your destiny and take your father's place at my side.]
→「さあ、父を殺し自分の運命に従うがいい 父の後を継ぎ私の下僕となれ」
皇帝がルークに父親を殺してダークサイドに入ることを勧めているシーンである。原文にはない「父を殺し」を付加することで「自分の運命」の内容が明らかになり説明台詞の役割を字幕翻訳が果たしている。(p.70)
⑦ 日本語の助詞はスペースを取らず、時に英語の1文をも表わすことも可能であるため、字幕ではその利点が最大限に活用されている。
例1)[A:You clean anyone? B:No woman, no kids. That’s the rules.]
→「A:だれでも殺すの B:女と子供以外はな」
『助詞「な」を付けることで自分の信条を曲げようとしない意志の硬さが表わされている。』(p.65)
例2)[No matter what happens, we land this aircraft. Is that understood?]
→「何が何でも着陸させるのだ」
『「のだ」という文尾によって命令の絶対性が強調され、下線部の省略の分を補っているようである。』 (p.65)
2011年5月19日木曜日
H23 広島県教育資料 2/7(第一章)1/3
『翻訳夜話』
2011年5月18日水曜日
H23 広島県教育資料 1/7(序章)
2011年5月17日火曜日
三島の語らなかった三島~「文学そのものの美」を求めて~
2011年5月15日日曜日
教師への夢、今こそ
キャリア教育・職業教育答申
今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)
勉強した感を残すための試み。自分の解釈に基づく点もあり、その点では内容をゆがめてあるところもある。答申の内容に関して知っておこうとされている方は、以下リンクより本物を読まれる事をお勧めします。
<諮問>
まず、本答申が基づく諮問を以下にまとめる
「国際化・少子高齢化などの社会変化において、自立した人材の育成が求められる。その一方、フリーターなどの増加といった問題から、学校から社会・職業への移行が円滑でない事がうかがえる。そんな中、平成18年7月に閣議決定された教育振興基本計画の「取り組むベき事項」として「キャリア教育・職業教育の推進」が挙げられた。これらを踏まえ、キャリア教育の在り方の検討を行う必要がある。」
<答申>
以下は、本答申のまとめである。
1. はじめに
本答申は、平成18年改正の基本法におけるキャリア教育にかんする提言を受け、各界から集まった委員の経験の下、人々の生涯にわたるキャリア形成を支援する観点から、学校におけるキャリア教育の在り方についての審議である。
(幼・小・中・高・大など)各学校段階でのキャリア教育の方針に併せて、さらなる学びを希望する学生・社会人への改善方策の提言もしている。また、教育界・産業界などの壁を越えた取り組みの必要性も網羅的に提言している。
2. 背景と経緯
2.1. 背景
以下、三点の項目に分けて述べるが、それぞれの項目は互いに関係し合っているため、重複する項目もある。
2.1.1. 生徒・保護者
職業に関する不十分な情報提供や、将来の見通しの立てにくさが、将来のための学習という意識を低下させている。また、若者の社会性・労働意欲の低下が問題視されているにもかかわらず、企業の人材育成が不十分であるという悪循環がある。
2.1.2. 社会情勢
グローバル化・知識基盤社会・科学技術の発展などによる、求められる技能や人材の多様化や、第一次・第二次産業への就業者の低下とそれに伴う第三次産業就業者の増加が起きている。また、雇用情勢の悪化が引き起こす非正規雇用の増大が、労働者の高齢化による後継者問題や人材の能力低下の問題を助長している。
2.1.3. 教育機関と企業
新卒の雇用情勢の悪化や、それによる非正規従業員の増加、さらには若年無業者が増加している。加えて、就職活動の早期化・長期化などの問題もあり、いちど非正規の雇用を受けた後に再度就職活動を行う事が困難になってきている。また辞職の懸念・不景気から、企業側に、人材育成を行う余裕が無くなっている。
2.2. 経緯
2.2.1. 政府の対応
大学と職業の接続の在り方についての提言;キャリアカウンセリングなどの相談支援・奨励金の創設・「雇用意欲の高い中小企業と新卒学卒者等のミスマッチ解消」の取り組み・卒業後三年以内の未就業者の新卒枠の拡大・早期採用選考活動の抑制などによる支援など。
2.2.2. 課題
○特別支援学校を卒業した人たちの社会参加を支援したり、その環境を整えたりすること。
○少子高齢化・グローバル化における労働力人口の減少に対応すべく、キャリア教育や、大学における専門的知識・技術の教育を充実させるなどして、現在の学習を将来や将来の仕事との関連を意識させること。fmfmφ(. . )
○職業・進学についての情報の提示・アドバイスを充実させ、就職・進学に関する不安を緩和すること。
3. キャリア教育の在り方と課題
3.1. キャリアと職業教育
[キャリア]
人は、人との関わり合いの中でそれぞれの役割を果たしている。そのような環境において、自分らしさを形成していく。この積み重ねを「キャリア」と呼ぶ。そのような価値観や態度を身につけさせるのが、キャリア教育である。したがって、「職場体験すなわちキャリア教育」とは成りえない。キャリア教育は、生涯を通してなされるべきである。
[職業教育]
職業教育とは、専門的な知識、技術の育成である。しかしその専門的知識や技術の習得のためには、基礎となる能力が必要である。したがってこれに関しても、キャリア教育と同じように、生涯を通してなされるべきであるという事が出来る。
3.2. キャリア教育の意義と方向性
3.2.1. 意義
我々は仕事を通して、自分の力を発揮し、社会に貢献することが出来る。またその中にも、やりがい・収入・社会への帰属感・自己の成長など、個人個人によって様々な価値を見出すことが出来る。それを教える事に、キャリア教育の意義がある。
3.2.3. 方向性
就職や進学に必要な力などを明確化する必要がある。具体的には、「コミュニケーション能力」・「粘り強さ」・「課題発見・解決能力」・「変化への対応能力」・「協調性」・「判断力」・「企画・組織力」・「自己管理能力」などが挙げられている。これらを、5つに分けて表示しているので、それを提示する
○基礎的・基本的な知識・技能
○基礎的・汎用的能力
○論理的思考力・創造力
○意欲・態度及び価値観
○専門的な知識・技能
3.3. 各学校段階
ここでは、高校・大学に関してのまとめにする。それぞれのまとめ方は、答申においても違っているため、ここでも別々の形でまとめる。
○高等学校(特に普通科)
[現状]
進路を不安に思う生徒が多数を占め、さらに高校までに職業を意識したことが無い大学生もいることから、将来を上手く思い描けていない事がうかがえる。大学進学も、モラトリアムを謳歌するためという場合が比較的多い。一方、職業について考えている学生は、比較的しっかりした将来設計をしている。つまり、高校卒業前までに職業に対する意識を持たせることが大切であると言える。
[指針]
自己の在り方・生き方を考え、主体的に進路選択が出来るよう、学校の教育活動全体において組織的・計画的な進路指導が求められる。
具体的には、理解が追いついていない生徒への対応し、学習意欲を向上させる。将来のキャリア設定を自ら考えさせる。社会的・職業的に自立出来る能力の基盤を作る。キャリア形成に必要な知識を、教科・科目をとおして理解させる。卒業生・地域の人らとのインタビューを通して自己の適性を判断させる。以上の活動を通して価値観を形成するなどある。
○大学・短期大学
[キャリア教育]
教育課程の内外を通して社会的・職業的自立に向けた指導のための体制の整備・教育課程上の工夫が求められる。
[職業教育]
焦点を置く人材像・能力を明確にし、学習のニーズに答えた実践的教育のさらなる展開が求められる。
これ以下、上に挙げた内容を若干具体化したものや、具体的な方向性などが書かれているため、まとめると同語反復になってしまいそうなのでここでやめる。
自分の事は棚に上げるようだが、冗長な文章が目立った。また、具体策の提示もそれほど具体的でないような印象を得た。それはきっと、お役所のいろいろな制約が関係しているのだろうと思う。しかし一方で、興味深い内容もある。いかに必要な内容だけを効率よく拾い読みしていくかが カギであるように感じた。