自己紹介

自分の写真
広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2011年4月13日水曜日

あなたの隣にクレーマー?むしろあなたがクレーマー?

十八冊目:あなたの隣のモンスター 斎藤孝(2008) NHK出版 生活人新書

感想
モンスターペアレンツ、モンスターペイシェント・・・いたるところにモンスターと呼ばれる人がいる。そんなモンスターに成る可能性を、誰しもが持っている。そんな「一人一人の心の中に住むモンスター」をもう一度客観的に見る本。

まとめ+私見(解釈が多く含まれている。「」内は引用。)
0.
 みんなモンスター
周りがモンスター化しているから、自分もモンスター化しやすくなっているのではないか。

1.
 一分一秒
昔は、飯屋で注文が通ってないときでも穏便に済ますことができた。しかし最近は、「サービスが全体的に向上してきた」り、「権利を過剰に主張」するようになってきたせいで、 文句が言いやすくなってきている。また、都会の一分一秒を争うような喧騒の中では、思いやりより我先に。そんな社会の中にいたら、自分の普通の基準が崩れてしまう。そんなときは、「モンスター化している状態を自認」してモンスター化を「自覚することが」大切だ。一分一秒を争うのではなく、もっとゆったりした時間の中で充実感を得よう。(一章前半)

2.
  甘えたもん勝ち・言ったもん勝ち
「最近の子どもが叱られたことが少なく、しっかり反省する回路を身につけていない」という現状。叱られ慣れていないせいか、「叱られても当然」という「規範意識」がない。自己存在はアピールしたもん勝ち。クレームは付けたもん勝ち。その裏には叱られない習慣が隠れているのではないか。(一章後半)

3.
 消えた日本人
日本において、「人前では、悲しみを包み隠すことが礼儀とされてきた」。 そのおかげで、明治維新後の「西洋的な公的空間は、当初から西洋以上にうまく機能した」。しかし、その日本人としての中身がどんどん無くなっている。それには、社会が豊かになったという背景があるのではないか。(三章)

4.
 人を追い込む社会
豊かな時代にはストレスが多い。成功したい、つまり、人に「認めてもらいたい欲求」もある。今や会社が株主のもの、消費者の物であるから、社員は少しでも減らして、安さ、便利さを追求する。仕事ができなければクビ。30代のフリーターなら不採用。昔は、仕事ができるやつができない奴の分まで働いていた。なぜなら会社が社員全員のものだったからだ。それも、社員同士に人間関係があるからこそできたことである。今はその人間関係が無くなってきている。(四章前半大約)

5
. 人は、人とのつながりの中で成長する
SNS
サイトでは、仲の良い人とだけ関わればいい。非常に楽ではあるだろうが、それは薄い人間関係である。ぶつかり合ったり、励まし合ったり、競い合ったりするような、有る意味居心地のよくない空間が、濃い人間関係である。その、濃い人間関係に浸ることで、人間は成長していけるのだ。その人間関係も、「上向きの方向性で同調し合って」いるべきだ。それぞれが向上心を持ち、お互いを高めあっていく人間関係があれば、人間は成長する。(四章・五章大約)


まとめにあたって
今回は、かなり前に読んだ本を取り出して、粗い読みをし、粗いまとめをした。自分の意見や考えも含まれているまとめになったが、「こういう読み方もあるんだな」と、それこそ穏便に済ませていただきたく思います。

ただ、明らかに本と違うことを言っている、というのがありましたら、ご指摘願います。

アマゾン:あなたの隣のモンスター

0 件のコメント:

コメントを投稿