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広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2011年4月13日水曜日

「嫌われたくない」と思わない

六冊目:だれにでも「いい顔」をしてしまう人~嫌われたくない症候群~ :加藤諦三著

まとめ+私見

本書9頁より:この本では「嫌われたくない症候群」の人の心理を分析し、それをどう乗り越えるかを考えた。

0.嫌われたくないが故に、嫌われる
誰にも嫌われたくない。皆から好かれたい。だから、その場の雰囲気に併せる。自分を偽る。こうした生き方は、自ら行き詰まるのみならず、案外他人から嫌われる。むしろ、「嫌われてもいい」と思っている人の方が、人から好かれたりする。まずそれに気付くべきである。

1.とにかく好かれたい
人が最も嫌うのは、「孤立・追放」である。「嫌われたくない症候群」の人は、この傾向が特に強い。自分を偽ってまでも、周囲に溶け込もうとする。周りの要望にこたえて、明るい人・元気な人・優しい人の「フリ」をする。愛されたいと思いながらも、愛されている「フリ」をする。
1.1喧嘩ができない
嫌われたくないから、他人の意見に口出しなんてしない。常相手に合わせる一方である。自分の感情・意見を持つことすら、自らに禁じている。人間関係に満足することではなく、安全な人間関係・壊れない人間関係を求める。これでは、他人とのかかわりどころか、自分との関わりも持てない。
1.2利用される
相手との関係がうまくいかない例として、騙されたり利用されたりする、というのがある。嫌われまいとして、相手に服従する。それを見抜かれ、相手の思うように動かされる。



2.行き詰まったら「逆が正しい」
本当は好きでもない人とつるんだり、上手く利用されたりしている時、当の本人は気付いていないことがある。その結果として、自分を見失う。自分がわからないから周りに流される。そしてさらに自分を見失う。そうしているうちに、息苦しくなっていく。こんな時は、物事を逆に捉えてみるのが良い場合もある。
2.1「好意」ではなく、「憎しみ」による人間関係
嫌われる恐怖から、自分を犠牲にしてまで人間関係を続けようとする。自分を犠牲にするから、そこには「憎しみ」が生まれる。自らの人間関係が、このような「恐怖と憎しみ」から来るものであるという事に気付かなければならない。
2.2完璧は必要ない。
「自分を出せ」というアドバイスに対して、「理想の自分」・「なりたい自分」を出そうとする人がいる。それも、「本当の自分・ありのままの、演じてない自分」は、相手に嫌われると思うからである。自分をより良く相手に見せたいと思うからである。「完全でないといけない」という完全主義の考えがある。その考えが間違っていたと分かる時、「いつもの自分」をだしても嫌われないと分かった時、解放される。
2.3あの人はいい人
いい人だと思っていた人が悪い人だったり、優しい人と思っていた人がそうでなかったり、ということはよくある。それは、「いい人」・「優しい人」の基準が、「自分の事をほめてくれる・慰めてくれる人かどうか」にあるからである。逆に、「嫌な人」は、自分を批判する人である。この時、本当に自分を愛してくれる人を好きにならない。一度全て、逆に見てみる必要がある。

3.自分は誰?
そもそもの問題は、嫌われたくないと思うところにある。嫌われたくないから、自分がわからなくなる。そして度を超えると、自分がわからなくなっている事にすら気付かない。一度、「自分って誰なのか・何なのか」と、自らに問うてみることが必要だ。
3.1「うれしい」ではなく「楽しい」の追及
周りに流されて、「それでいい」と言うのではなく、それ「が」いいと言えることが大事である。 「それでいい」と言うことで、友達が遊んでくれるのはうれしい。しかし問題は、それが「楽しい」かどうかである。「うれしい」と言う感情には、他人が絡んでいる。描いた絵を褒められると、うれしい。でも、「楽しい」は、自分の問題である。描いた絵が褒められないと、うれしくはない。しかし、絵を描くこと自体は、楽しい。こうして、「自分がある」という状況で初めて、他人とのコミュニケーションが取れる。
3.2出来ないことは出来ない
自分の考えている事を相手に伝えられなくて、ついつい相手にながされる。自分の考えを言ったら嫌われるかもしれない、と思うからである。でも、そのくらいで自分を嫌うような相手なら、最初から付き合いがなくたっていいではないか。切れる関係はしょうがない、と割り切って、自分の意見も言ってみる。無理な頼み事は断るし、嫌なら嫌と言う。それで初めて、人間関係が出来ていく。
3.3好きな人・嫌いな人を分ける
誰にでも好かれたい人は、自分が誰を好きで誰を嫌いかが分かっていない。誰が好きなのか、誰に好かれたいのかを判断する。誰にでもいい顔をするのではなく、誰にいい顔をしたいかちゃんと判断する。しっかり相手を見て、そいつがどんな奴かしっかり判断する。八方美人をやめる。嫌われるのが怖くて、ついつい皆にいい顔をしてしまうが、そもそも嫌われるのは怖くないんだと自分に言い聞かせる。自分の中の恐怖感がなくなるまで、自分に言い聞かせ続ける。そうしたら、きっと楽に生きていけるだろう。

感想:気持ち(感情)の問題だと思うので、何が正しいかはっきりさせることは難しいと思う。しかし、この本に述べられている事柄を一つの考え方として捉えていくのは、有意なことであると考える。実際に読んでいると、自分に当てはまることもあったし、これから気を付けたいと思うこともあった。しかし一方で、少し言いすぎかなとか、ちょっと違うんじゃないかと思うこともあった。この本の内容をどうとらえるかは、読み手次第だと思う。

アマゾン:誰にでもいい顔をしてしまう人

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