自己紹介

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広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2011年4月13日水曜日

16:堂々巡り

十六冊目:ラビリンス迷宮 徳間文庫 新井素子著

感想
新井素子さんの作品中の「人間の書かれ方」が好きです。
人間の狂っていく姿・絶望感・自己矛盾など、一度はどこかで目にする・耳にする・体験するようなことを「言語化」して伝えてくれているような気がします。

本に関して:
矛盾という迷宮、人生という迷宮。そんな「迷宮」に耐えられず途中で立ち止まる人達。一方でその中を進む人たち。
人生における、「壁を伝う」という知恵。
自己矛盾という迷宮と、真理という出口。
過去の事実をゆがめる、時間という名の迷宮。
さまざまな迷宮が、いのちのテーマと絡み合っているような作品。

人間はこれまでに、正しい道を選んできたのか。
行き止まりにならないように、壁に手を添える必要があるように思える。

アマゾン:ラビリンス迷宮

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