四冊目:本気で言いたいことがある さだまさし著
先に、さだまさしさんの「本気で言いたいこと」とは何かを書きます。いきなりですが引用
「未来」という時空間は「今とても想像も出来ないような”素敵なこと”」が起きる可能性のある時空間」なのです。
今どのような悩みや苦しみを抱えていたとしても、たとえ幾つになっても、”明日”という日が来る限り、「未来」には教想像も出来ない素晴らしいことが起きるのだと信じてください。
そして、過ぎ去ってしまった時間である過去は、もう変えられないと思っているかもしれないけれど、未来が変わることで、過去も変えられるんです。事実は変わらないけれども、過去の持つ意味は劇的に変わっていく。
それが生きるということであり、生命の不思議さ、尊さなのです。
頑張れ生命! (P.221-222)
こういった言葉で締めくくられるこの本は、生命・心・時間の三つを軸に書かれています。また、テーマとして、「義」と「情」が掲げられています。
とてもじゃないですが、内容をまとめるなんてできません。内容をぶち壊してしまいそうだからです。
ただ一つ言えることは、さださんはこの本で、「他人という存在のたいせつさ」を説いています。親や子供、家族、友人、いわゆる他人など、そんな「他」の存在に心配りをするのが”日本人”だということです。
人として正しいことをするのは、簡単なようで難しい。最近は特に難しい。何かと、「ええ格好しぃ」とか「偽善者」などと言われたり、「恥ずかしい」という感情の方が先に来たり、以前とは違った「他人に干渉しない”やさしさ”」という概念が出てくるなどして、義の道を進む事が本当に難しい。本当に勇気が要ります。
しかし一方で、世界の今の動きを見る限り、これからの日本社会の変化を期待できるような気がします。数十カ国の国の支援を見ていて、本当に感動しました。でも本当に感動なさっているのは、罹災された方々だと思います。今度は僕たちが、今できることを精一杯やる番です。
感謝されたいがためだけに、ボランティアなどと称した、それこそ”偽善”活動をするのではなく、今をしっかり生きて、仕事、勉強、募金などに努めていきましょう。
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本気で言いたいことがある
書評(というか感想)、日ごろ思ったことなどを、思うままに書いていくメモ帳的なブログ。いつかこれを見返して、何か自分の中に再生産されるようなメモ帳になればいいなと思います。
自己紹介
- ironustak
- 広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ
2011年4月13日水曜日
頑張れ、生命! 頑張れ日本!
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