自己紹介

自分の写真
広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2020年9月14日月曜日

オリジナル無料長文問題解説6 花火

花火

実はこれが第一号。最初の3文を読めば、何となく物語の内容が掴める(推測できる)という作品。ここも、時制に注意して読ませたい。「花火がきらいだ。」「友達がいた。」もう、花火関係で友達と何かがあったことに薄らと気づけるはず。

sparklerという、未習の単語をかきだす問題は、正答率は50〜60%。もう少し低いかもしれない。fireworkとかいてきた誤答が目立つ。(本当に誤答で良いのかは、先生方の採点基準次第。)

タケルという友人を登場させているが、読み手にはそれが伝わっていないらしい。各クラスに1人は、ここを✖️とした生徒がいた。理由を聞くと、「一文目に花火がきらいだとかいてあるから」。つまり生徒のなかには、主語という概念が定着していない者もいるということだ、と解釈した。

He looked sad.の理由を説明する問題では、日本語訳をした者が各クラスに4人程度。日本語を読め。

最後の問題では、アパートで買い物をする生徒多発。各クラス8名程度の誤答率。tore us apart. とあるから、簡単に引っかけ問題を作った結果がこれです。頭痛い。しかし、これをきっかけに、生徒は本文を読まずに問題を解いていたということが判明しました。
 解説で、「We were really good friends.」の意味を問うと、8割程度の生徒が意味をわかっている様子。少なくとも、「私たち、いい友達。」レベルの理解がある生徒は、9割程度。さらに、「but」の意味を知っている者も、9割5分程度。そこで、
 では、「私たちはいい友達、しかし・・・に続くのは次のうちどれですか?」
 と尋ねると、ここでようやく答えに気づく生徒が7名程度。大体最後まで本当に意味がわからないという生徒が、全体で2、3人いるくらいの感触でした。

 なぜ前後にヒントがあるのに読まない。なぜわからない英文と睨めっこを続ける。英作文の問題だってそうです。自由英作文において、テストの問題文に使われている英文を参考にして書けばいいのに、なぜ訳のわからない英語を量産するのでしょうか。もっと効率よく学習する習慣を身につけてもらいたい。

そんな気持ちから生まれた長文です。

0 件のコメント:

コメントを投稿