以下メモ。ゼミのまとめに掲載してない部分。
1. 「伝達に制限を加える要素」と「相互理解を可能にする要素」
1.1. 制限を加える要素
伝達に制限を加える要素として、以下の二つの要素が挙げられている。(p.80)
(1) 同種の経験を現すのに、正確に同じ記号を用いるものは二人といない
(2) 同じ記号を正確に同じ方法で用いるものは二人といない。
1.2. 相互理解を可能にする要素
一方で、高度な相互理解を可能にする要素も挙げられている。以下の四つである。(PP.80-83)
(1) 知的活動の類似性:根本的に思考過程は本質において同じである。
(2) 身体的反応の類似性:身体の反応の形は似通っている。
(3) 文化的経験の範囲:文化の主要素(物質的・社会的)への参加方法の類似。
(4) 行動様式への順能力:子どもだけでなく大人も、文化に順応する力がある。
以上のことから、「完全な伝達が個人間に不可能だという事実にもかかわらず、同一言語社会内であろうが、異なる社会内であろうが」【1.2.】で挙げた四つの要素のため、「高度に有効な伝達がすべての民族の間に可能なのである」(p.83)
2. 指示的意味と情緒的意味
2.1. 指示的意味
一般的な三つの記述方法(P.104)
(1)指示物や、その特徴の提示
(2)その語が含まない領域との境界線の明示
(3)同義語の表示
2.2. 情緒的意味の分析
文化的脈絡によるか、言語的文脈によるしかない。
p.16
根本的翻訳不可能性
P.56
そもそも本当の翻訳の形が一つしか存在しないなどと仮定する必要
一八一三年の(中略)『翻訳のさまざまな方法について』(中略)
P.59
文学の翻訳は言語的な作用ではない。それは文学的な作用なのだ。
P.74
言語内翻訳、つまり言い換えは、
P.77
「起点言語」の側の言い換えは、どちらかといえば、
「実務テクスト」に置いては内容の伝達が重要で、「
W.A.グロータース/柴田武 (S42)『誤訳 ほんやく文化論』三省堂新書
「まず、翻訳は、A言語の概念(concept)の“核心”(
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