言語獲得の様子は、見ていて楽しい。そして、かわいい。後々見返したら、「こんなことあったなー」という成長の記録にもしたいので、勝手にまとめていく。
言い間違いや、独特な表現を羅列し、それぞれについて解説を入れていく。知った風に書いている部分もあるが、飽くまでも「ソースは俺」である。ここの説明を鵜呑みにすることは危険なので、「そういう考えもあるのかー」程度に。
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11. むーかーしぃ
むずかしい の意。ちょっとでもうまくいかないと駄々をこねる。服を脱いでてちょっと引っかかった時、食べ物を掴んだりすくったりできなかった時、ミリ単位で何かを調整しようとする時など、とにかく「できない🟰むーかーしぃ」である。ちなみに、大人が下手に手を貸そうとしたり、下手に注意を逸らそうとすると、「じゃない!じゃないー!」となる。
12. ぱんぽぽ
たんぽぽ の意。有声か無声があっていれば、別の破裂音にする傾向がある。破裂音(破擦音)は、発達段階に応じて、口先から喉の方に発展してしていく。「ままぱぱ」から「だだたた」、「ちゃちゃぢゃぢゃ」「きゃぎゃ」「かが」と、どんどん難しくなるので、「た」より簡単な無声破裂音→「ぱ」。
13. ふぉぎー うぇーあーゆ?
Froggy, where are you? の意。2歳ごろ、Disney英語プログラムの試供品を頂いた。車での移動時にのみ見せてみたところ、二週間程度で発現。英語の発話は見られたものの、もうすでに、「自分の母語は日本語。それ以外の音素は知らん。」と言う感じ。極力発音を似せようとはしているが、見事に 「r」の音がでない。ただし、frogは「ふぉーぐ」と発音して概ね正解なので、舌足らずであるだけの可能性は否めない。
14. あげて、あげたい
ちょうだい の意。日本語母語話者にありがちな間違いであるらしいが、「〜にあげる」という言葉と共に何かが手元にやってくることを考えると、わからなくもない。ただし、「人におもちゃをもらうときは、ちょうだい、と言うんだよ」と教えているので、「ちょうだい、は?」と促すと、その場面だけは「ちょうだい」と言える。
15. あっちいって
特定の場所に移動せよ の意。こっちに来い、そこへ行け、など、全て「あっちいって」、となる。自分より遠いところが「あっち」、他人より遠いところも「あっち」。怪我をした時など、自分の体の部位を示すときは「ここ」が言える。二人で近くにいる時も、「ここ」と言う。前述の「あげるもらう」問題もそうだが、人の位置や立場で言葉を変えないといけない、と言うルールが曖昧。
次回作
その4
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