「勉強できる」を、
I can study English.
としてしまう生徒がおおい。日本語話者としては当然かもしれないが、先日、英語の教員がこの間違いを指摘できなかったので、割と根深い問題だと思った。どう説明しようか、と考えた事を備忘録として残す。
・そもそもstudy の意味
勉強をする、と言う意味。もしくは、研究をする、習得するために覚える、など。
つまり、I can study English.
は、「わたしは英語を勉強する、という行為ができる」となる。
逆に、もし、I can't study English.と書かれれば、それは「私は英語を勉強すると言うことができない」であるため、宗教上の理由がある、とか、「敵国の言葉を学習するなんて、わたしにはできない。」とか、「教科担の顔見るだけで気分が悪くなってしまうので、『学校では』英語を勉強することができない」とか、いろんな事を勘繰らないといけなくなる。
・can't study wellならOK?
私がまとめようと思った最大の理由はこれ。
「首尾よく(上手に)英語の学習ができない」
だからOKな気がするが、もっと具体的に「単語が覚えられない」「文法の理解ができない」と言わないと、
「勉強法が間違ってることに気づいている」
と述べているに過ぎないため、得意・不得意に言及できていない(のではないか)。
「英語できない」
を英語にできないもどかしさがある。
・「できる」とは
ここでの「できる」は、have a competency in と置き換えるのが妥当だと思った。英語のcanは、どちらかというと have an ability toっぽい気がする。この違いを分かっていれば、間違いを理解することができる気がする。
・結局…?
I'm (not) good at /bad at...
を使うのが無難だと思うし、より適切だと思う。こういう小さい(けど大事な、中高生がよく間違える)ミスの一覧とかあったらほしい。