There is の後には、新情報がくる
というふうに教わります。しかし、実際はmyやtheが来ても、「意味は変わるけど」OKらしいです。
今回は特に、There is my…がどのような意味になるのか、について簡単にまとめます。
1.そもそもThere is …の意味は?
何かを見つけたときや、その物体に気づいてほしいときに、「…があるよ」という時に使うらしい。つまり、「木に鳥が止まってるよ」とか、「道端に犬が歩いているよ」みたいな感覚です。
2.There is my …とすると・・・?
There is my book on the table.
机の上に私の本があるじゃないか。
There is (Here is) your pen in my bag.
(ごめんごめん)君のペン、僕のカバンの中にあったわ.
3.つまり?
ある物体の存在を聞き手に気づいてほしいとき、There is …を使うっぽいですね。ということは、やっぱりその物体の存在という情報は、聞き手にとって新しいものでなければなりません。
したがって、
「君の本って、どこにあるの?」
「机の上にあるよ」
というやりとりは、
Where is your book?
My book (It) is on the desk.
となる方が自然。なぜなら、My bookについては、聞き手も話し手も同じものをイメージしている(旧情報である)し、聞き手はon the deskという情報を知りたいから。
しかし、
「あれ、机の上に君の本があるよ。」
Oh, there is your book on the desk.
は使えそうです。なぜなら、まさかこんなところに自分の本があるなんて聞き手も思ってなかったことで、your bookという情報が価値をもつから。
4.細かい話
このThere is には、なんか良くワカンナイ議論がなされています。それは、
There is …という、「…がある」という言い回しなのか、それとも、A book is there.の倒置(語順の入れ替え)なのか
という議論です。ネットをソースにして探してみましたが、私には結論を見つけることができず、結局頓挫しました。よって、駄文に蛇足として、私の個人の見解(こう理解しておくと私の頭が平和になるもの)を書きます。
There is a …新情報が後にくる場合は、そういう構文。単純に、…があるよ、という意味。
There is my…旧情報でも後ろに来ている場合は、倒置。したがって、「そこに!そこにあったのか!…は。」くらいの意味。
6.終わりに
結局のところよくわからないのですが、どっちでもいいのかな?
とりあえず、単純に「〜がある」と述べたいときは、there is a ...を使う方が無難だし、myを後ろに置かない、としておいた方が安全そう。