~「食べる!遊ぶ!読む!」キャンペーン~
体力・気力・創造力を作る「遊び」、活動力・集中力・持続力を作る「食」、感じる力・想像力・表現力を培う「読書」の三つを、家庭の生活に取り入れようという取り組み。学校では、教員が力を尽くしている。その効率をさらに高めるために、家庭における生活習慣が大事である。家庭と協力することで、子供たちのさらなる成長が期待できる。
1. 食 ~朝食をとる子どもは正答率が高い~
将来の習慣にも影響を与える食習慣は、すこやかに生きるための基礎を培う。学校では、食育を推進する取り組みがなされている。
【やってみよう】
○毎日の朝食はもちろん、赤・黄・緑のバランスを考える。
○休日は家族揃って食事を
○食事の間はテレビを消し、家族の会話を楽しむ
2. 遊び ~自然体験と社会性の相関性~
身体能力・知性・社会性をバランスよく培うことができるのが遊びである。学校では、集団宿泊といった、「山・海・島」体験活動推進事業に取り組んでいる。
【やってみよう】
○家ではなく、友達と外で遊ぶようにする。
○休日は親子でスポーツをする
○山や海などの自然と触れ合う機会を作る
3. 読書 ~本を読む子は正答率が高い~
感性・表現力といった、人生において重要な力や、「ことばの力」を培うことができるのが読書。学校では、読書を推進する「子ども司書」などを置く取り組みがなされている。
【やってみよう】
○毎日15分、親子での読書の時間をつくる
○親子で図書館や読み聞かせ会などに参加する
○読んだ本について家族で語る。
~緊急メッセージ~
これまでに述べたような様々な取り組みによる学校教育の充実が図られている中、一部の教職員の不祥事によって学校への信頼が著しく損なわれた。こうした事態だからこそ、私たち一人ひとりの姿勢が問われる。信頼回復のためにも、教師自身がその使命を自覚し、お互いに倫理観を高めあっていかなければならない。
「子どもたちは私たちの姿を見て育ちます」
これを肝に命じ、より良い学校教育を創り上げていきましょう。
~「人材育成の基本方針」及び「求められる教職員像」~
0. はじめに
0.1. 国の方針
我が国では、H13に閣議決定された「公務員制度改革大綱」に基づき、国民本位を目的とした改革を目指している。また、信頼して子どもを預けられる学校づくりのため、優れた教員の確保が不可欠であるため、教員養成や免許制度の在り方についての審議もされているところである。
0.2. 広島県の方針
0.2.1. これまで・今後の取り組み
本県では、「教育県ひろしま」の創造に向け、「確かな学力」「豊かな心」「信頼される学校」を基本方針にしている。これまでの取り組みは、基礎基本定着状況調査等による「基礎基本の徹底」、学校・人事評価制度の導入、主観制度・エキスパート教員認定制度の導入をしてきた。今後はこうした取り組みを活かしつつ、「ことばの教育」や「キャリア教育」といった、中身づくりに力をいれる。
0.2.2. 教員の役割を考えた制度
こうした取り組みが身を結ぶには、教師の果たす役割がおおきく、教員の資質向上や育成にちからを入れることが求められる。そこで、「教職員人材育成等剣道会議」を設置し、人材育成のあり方を検討する機会を設けた。この会議での検討・協議を踏まえたものが、以下の文章である。
0.3. 今後
国の動向・中教審での議論を踏まえ、必要な職務遂行能力の明確化とその育成に励む。
1. 人材育成の基本方針~教員一人一人の能力の向上をもって、学校の教育力を高める~
国際化・情報化・少子化といった社会の変化や、人々の意識・価値観の変化に伴い、学校に求められるものも多様化してきた。こうしたなか、各学校がそれぞれ責任を持って教育活動を展開し、地域保護者の声に答える必要がある。これに欠かせないのが、教員の資質である。各自の適性に応じた研修による資質の向上はもちろん、それぞれが最大限に力を発揮できる組織づくりも重要である。本県の取り組みは、10年経験者研修による能力の向上と、評価制度の導入による学校改善、さらには、主幹制度などの導入がある。今後はこれらを活かしつつ、給与制度などの新しい制度の導入を視野にいれている。
2. 求められる教員像
2.1. 普遍的な事項
高い倫理観と豊かな人間性をもち、子どもが好きで、教育への使命感を持ち、専門性を発揮し的確に職務が遂行でき、社会や子どもの変化に対応できる、そんな教師がほしい。
2.2. 教育県ひろしまに向けて求める事項
確かな学力と豊かなこころを生徒に養い、信頼される学校づくりに励み、確かな授業力と、豊かなコミュニケーション力と、新たなものに積極的に挑む意欲を持ち、他の教職員と連携・協力して組織的に職務を遂行できる、そんな教師が求められる。
これに関しては(教職員志望者のための都道府県別説明会)参照
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