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広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2024年9月29日日曜日

自分の英文を翻訳する

 翻訳は楽しい。過去にいくつか翻訳の面白さについて書いてきたことがあるが、最も面白い翻訳のあり方の一つに、「自らの作文を英訳・日訳する」と言うのがある。この記事では、翻訳の定義をした後で、具体例を用いて解説する。


1. 翻訳とは

 ここで言う翻訳とは、「筆者が書きたかったことを、他言語で、(ほぼ)100%表現すること」であり、「原文の読者も訳文の読者も、同じ体験を得ることができる」である。つまり、言葉遊びの面白さや言葉のリズムを楽しむ作品であれば、翻訳もそのような作品でなければならないし、情景をありありと思い描かせるような作品なら、訳文もそうあるべきである。たとえば、

Madam, I'm Adam.

これは回文であるので、

アダムだあ!

とでも訳してもいい。ただし、原文の「すげぇ感」を出せてないこの訳文は駄作である。

A santa lived as a devil at NASA.

これも回文。

世の中、NASAのサンタ、探査の最中なのよ

むりぽ。

古池や 蛙飛び込む 水の音

The sonud of silence lies in a frog that dives.

詩的表現は私的に詩的にしたので、わたし的には指摘はして来て欲しくないし、敵は作りたくないです。


2. 他人の文章と自分の文章

 他人のものをいくつか「翻訳(笑)」してみたが、他にもやりようがあるだろうし、何より筆者から、「そんなことを言ってるつもりはない」とか言われたら終わり。読者からも、「原文の奥ゆかしさがなくね?」と言われたら終わり。

 しかし、それは当然起こることである。なぜなら、

「回文を考えるような人とか、詩を書く人とか、超気持ちいい文を書く人たち」と、「私(訳者)」の文章力が桁違いだからである。プロ野球選手の打ち方を見て真似たところで、私にはヒットどころか球にもかすりはしないだろう、と言うのと似ている。

 一方、自分の文章では、「原作者」と「翻訳者」の力がほぼ同じである。あとは、第二言語と母語の実力差が問題だが、ネットや辞書のおかげでその差をわりかし縮めることはできる。


3. 翻訳とは リターンズ

 ということで、翻訳の定義に戻ると、自分の文章が最も正確に翻訳できる文章だ、と言う事になる。最初に見苦しい訳をのせたが、自分が書いたものなら割と筋のいい翻訳ができる。例えば、


あした いつもの 運動公園で 遠足を 行う。


こんなしょーもない文、訳すのも気が楽である。


Anyone enjoys illustrating one unicorn.

All boys can draw ellephants.


そう。文に意味などなく、あいうえおが使えていればいい。そんな文を書いたので、それ相応の訳ができている。


Since I was 20, I have read one or two books everyday.  Yet, I still have too many more to go.  On the corner of my room, they are always piled up.  Probably, I will never finish reading all of them because I keep buying new ones everyday.  You will be surprised to see how much I spend on books. 

日課として、2冊程度の読書を、二十歳から続けてきた。ただそれでも、本は溜まる一方。うちの部屋のすみには、常に積み上げられた本が。頑張って読んだところで、きっと読み終わらない。いつも読み終わるより先に新しい本を買うからだ。黙って積まれる本たち。ちゃんと読まれるかもわからぬままに。

しりとりだって、自分の文だから思うように内容をかえられる。


4.翻訳の面白さ

 翻訳が面白い、と感じるのは、原文がやろうとしていること(書こうとしている事)を、別言語で100%表現できた時である。

 では、その完成度が100%なのかどうかをどう判断するのか。それは、

翻訳者 と 原文の作者 と 読み手

である。最も大事なのは、原作者と読み手である。そして、その原作者と翻訳者が同一の場合、読み手の評価のはさほど重要にならない。なぜなら、

「原作者が伝えたいことって、こうですよ?」

と言えるからである。(もちろん、文法ミスや明らかな誤訳など、純粋な翻訳ミスがあれば読み手も指摘できるだろうが。)


ということで、自分が書いたものなら、自分が最も納得できる形で翻訳ができる。

もちろん、プロに言わせれば、もっと良い訳ができる場合もあるだろうが、それはおそらく、原文よりもレベルの高い、質の高いものになってしまう。やはり、80点の原文なら80点の訳が最適なのである。そして、近い点数で翻訳できるのは、原作者の他にいない。


翻訳、まずは自分の文章でやってみるのもいいのでは?

2024年1月21日日曜日

翻訳の面白さ

翻訳と日本語訳は違う。翻訳については、『翻訳はいかにすべきか』という本に関しては、別の記事にまとめてあるので、ざっくりと二つの違いをまとめると、次のように説明できる。

 翻訳:原文を読むのとさして変わらないものにする

 日本語訳:原文にある内容が、日本語でも理解できるようにする。

具体例としてわかりやすいのは、red herrings(赤ニシン)を題材にした英詩の訳である。

原文:I admired her rings.

日本語訳:私は彼女の指輪をほめたたえた。(注釈:admiRED HER RINGSの部分に、題材のred herringsが隠れている)

翻訳:私は彼女の指輪の赤に心底惚れた。


日本語訳では、注釈がなければ「おおーすげー」とはならない。原文や翻訳では、注釈がなくても感動できる。


にわか翻訳ファンとしては、柳瀬尚樹さんの訳が個人的には好きである。「日本語は天才だ」とは柳瀬さんの言葉であるが、彼の翻訳を見ていると、確かに日本語は天才だと思わされる。先に挙げたred herringsも、彼の訳であったと記憶している。


ということで、翻訳って面白い、奥が深い、ということをわかってもらいたいので、授業で生徒に翻訳させた英文と、その翻訳文を紹介する。


不思議の国のアリスより

 He was a turtle, but we called him Tortoise.  Why?  Because he TAUGHT US!

 生徒訳

 僕たちの先生は立派な雄牛だったが、みんな子牛って呼んでたよ。なんでかって?彼が講師だったからさ!

 うちの先生は白猫だったけど、黒猫って呼ばれてた。だって尾も白みがなかったからね。

 先生とは赤の他人だけど、親子関係さ。あいつがいなけりゃ始まらない。あいつはチーチャーだからな。(麻雀 起家[チーチャ] 最初の親をする人のこと)


不思議の国のアリスより

That's the reason they are called lessons, because they lessen from day to day.

 授業数は日ごとに減るんだよ。地獄みたいな授業だからヘルのでちょうどいいだろ。

 授業数は日ごとに減るんだよ。「まなび」なんだから、「まのび」させないようにしなきゃ。

 言語数理運用科だろ、言数なんだから減数していくんだよ。

 いろんな現象を教えてくれたのさ。減少する現象もね。


なぞなぞより

 Where does today come before yesterday?  In a dictionary!

 今日より明日が先に来るのはどこ? 辞書!



など、「この言葉遊びは翻訳できないだろ」と思うようなものが、日本語でならできてしまう。


難しいのは、なぞなぞである。例えば、

Why is a like noon?  Because they are middle of the day!

 Aと正午が似てるのはなぜ? どちらもDAYの真ん中だからさ!

という風に、無理やり日本語にすることはできても、日本語に翻訳することは難しい。しかし、なんとか頭を絞ると、それっぽいものが出てくる。

「よ という文字と正午の共通点を述べよ。 どちらも今日の真ん中だ」

しかし、翻訳では訳しきれなかった原文の魅力がある。それは、Aという文字がアルファベットの最初の文字である、という美しさである。日本語にするなら、「あ」という文字に置き換えなければならない。つまり、最も美しい翻訳の形は、

「○ という文字と、正午の共通点を述べよ。 どちらも○○の真ん中だ」

である。それを満たそうとすると、「日」という字の真ん中が「一」という漢字であることに注目して

「一 という文字と、正午の共通点を述べよ。どちらも「日」の真ん中だ」

という風に、何とか翻訳できてしまう。調子にのって、いくつか考えてみようと思う。


Why can't a bicycle stand on its own?  Because it is two tired.

簡単にやろうと思えば、日本語は天才なので、自転車という漢字自体がこのジョークの答えとなっている点を生かして

「自転車はなぜ自立できないのか。できないから自転車なのだ」

哲学っぽくてかっこいい。


What becomes shorter when you add two letters to it.  Short

2行加えたら短くなるものなんだ? 川柳・俳句(短歌になる)



終わりに

 翻訳って、頭の体操みたいな気がします。なぞなぞを解いたり、クイズを解く感覚と似ています。今回は、そんなパズルみたいな翻訳ばかり紹介してきましたが、通常の文も日本語訳と翻訳では違いますし、より高等な技術や知識を求められます。例えば、

 I love you →月がきれいですね

なんて有名ですが、つまりは、そのセリフや文章の言い手、書き手になったつもりで、何を伝えたかったかを100%理解したとき、自分なら(日本人なら)どういうだろうか、どう書くだろうか、と想像して言葉を選ぶのが必要なんだと思います。

2023年8月16日水曜日

我が子 言い間違い・語録 3

  言語獲得の様子は、見ていて楽しい。そして、かわいい。後々見返したら、「こんなことあったなー」という成長の記録にもしたいので、勝手にまとめていく。

 言い間違いや、独特な表現を羅列し、それぞれについて解説を入れていく。知った風に書いている部分もあるが、飽くまでも「ソースは俺」である。ここの説明を鵜呑みにすることは危険なので、「そういう考えもあるのかー」程度に。

はじめから読む→  その1へ



11. むーかーしぃ

 むずかしい の意。ちょっとでもうまくいかないと駄々をこねる。服を脱いでてちょっと引っかかった時、食べ物を掴んだりすくったりできなかった時、ミリ単位で何かを調整しようとする時など、とにかく「できない🟰むーかーしぃ」である。ちなみに、大人が下手に手を貸そうとしたり、下手に注意を逸らそうとすると、「じゃない!じゃないー!」となる。

12. ぱんぽぽ

 たんぽぽ の意。有声か無声があっていれば、別の破裂音にする傾向がある。破裂音(破擦音)は、発達段階に応じて、口先から喉の方に発展してしていく。「ままぱぱ」から「だだたた」、「ちゃちゃぢゃぢゃ」「きゃぎゃ」「かが」と、どんどん難しくなるので、「た」より簡単な無声破裂音→「ぱ」。

13. ふぉぎー うぇーあーゆ?

 Froggy, where are you? の意。2歳ごろ、Disney英語プログラムの試供品を頂いた。車での移動時にのみ見せてみたところ、二週間程度で発現。英語の発話は見られたものの、もうすでに、「自分の母語は日本語。それ以外の音素は知らん。」と言う感じ。極力発音を似せようとはしているが、見事に 「r」の音がでない。ただし、frogは「ふぉーぐ」と発音して概ね正解なので、舌足らずであるだけの可能性は否めない。

14. あげて、あげたい

 ちょうだい の意。日本語母語話者にありがちな間違いであるらしいが、「〜にあげる」という言葉と共に何かが手元にやってくることを考えると、わからなくもない。ただし、「人におもちゃをもらうときは、ちょうだい、と言うんだよ」と教えているので、「ちょうだい、は?」と促すと、その場面だけは「ちょうだい」と言える。


15. あっちいって

 特定の場所に移動せよ の意。こっちに来い、そこへ行け、など、全て「あっちいって」、となる。自分より遠いところが「あっち」、他人より遠いところも「あっち」。怪我をした時など、自分の体の部位を示すときは「ここ」が言える。二人で近くにいる時も、「ここ」と言う。前述の「あげるもらう」問題もそうだが、人の位置や立場で言葉を変えないといけない、と言うルールが曖昧。


次回作

その4

過去作へのリンク

その1

その2



2023年8月9日水曜日

我が子 言い間違い・語録 2

  言語獲得の様子は、見ていて楽しい。そして、かわいい。後々見返したら、「こんなことあったなー」という成長の記録にもしたいので、勝手にまとめていく。

 言い間違いや、独特な表現を羅列し、それぞれについて解説を入れていく。知った風に書いている部分もあるが、飽くまでも「ソースは俺」である。ここの説明を鵜呑みにすることは危険なので、「そういう考えもあるのかー」程度に。

6. ちゅぱむ

 つかむ の意。舌足らずにより「つ」が言えない。注目すべきはつぎの音で、「無声軟口蓋破裂音」であるべきところを、「無声"両唇"破裂音」で置き換えている。子供は「音で捉えている」とはいえ、kやpなど、記号として明確な捉え方ができていない。彼らの感覚としてはきっと、「なんか、柔らかい部分で出た音で、空気の流れが一度止まっている」くらいのものなのだろう。

7. しゃもんまま とみだ

 シャボン玉 とんだ の意。「両唇鼻音」と「有声両唇破裂音」の間違い。破裂させる瞬間に鼻から息が出ているかどうかの違いなので、「ぼ」と「も」を取り違えるのはなんら不思議はない。問題はそのあとの部分だ。「だま」が「まま」になっている部分については、自分が発した前後の音に引きずられているのだろうと推察することもできる。しかしそれ以外に、二つの要因があると考える。① 「シャボン玉」の「ん」が、「n なのか mなのか」がわかっていない。本来 n で発音するが、m で発音した場合、続く音は「両唇音」となる。無声音は無視しても、m か b の二択。②「だ」は「有声歯茎破裂音」であるが、歌のお兄さんの「だ」は、柔らかく聞こえる。したがって、破裂音よりも両唇鼻音を選択したと考える。最後に、「とんだ」と「とみだ」の間違いについては、前述の仮説①で説明がつく。m で発音したために、最後の「だ」に移る前には唇を開けなければならない。この時に声帯を震わせていれば、マ行の音が出るし、中でも、最後の「だ」に最も自然つながる音は、「み」である。

8. しゃもんまま とまちょ

 シャボン玉 とばそ の意。最後が「しょ」ではない部分に、この子の工夫を感じられる。「歯茎摩擦音」を狙って、「後部歯茎破擦音」を出している。舌と歯茎の隙間を狭めようとし、且つ、より口腔の前方で乱気流を発生させようと試みた結果である。

9. はしっこがー

 端っこがピンとしていない時に発せられる駄々。こだわりが強く、毛布やカーペットは四辺をピンと張らなければ嫌だし、トランプの山も、きっちり揃っていなければ気が済まない。

10. じゃない

 違う の意。何かを否定する際に用いる。両親の会話に頻発するのだろう。例えば「この皿は洗って?」→「ない」、「風呂はそうじして?」→「る」 のようなやり取りのなかに、「これは今日作ったお茶?」→「じゃない」、というのもあるのだろう。



次回作

その3

過去作へのリンク

その1



我が子 言い間違い・語録

 言語獲得の様子は、見ていて楽しい。そして、かわいい。後々見返したら、「こんなことあったなー」という成長の記録にもしたいので、勝手にまとめていく。

 言い間違いや、独特な表現を羅列し、それぞれについて解説を入れていく。知った風に書いている部分もあるが、飽くまでも「ソースは俺」である。ここの説明を鵜呑みにすることは危険なので、「そういう考えもあるのかー」程度に。


1. テベリ

 テレビ の意。「て・れ・び」ではなく、音で「te-re-bi」と把握していることがよくわかる。「てれ」「び」、と分ければ言えるが、区切らず言うと「てべり」に戻ってしまうのも一興。

2. おーとさん(おっとさん)

 おとうさん の意。強勢をどこに置くべきかわかっていない。「お」に付けてしまうと、「おとさん」になるが、それでは「お と う さ ん」の長さにならないので、音引きや促音便で補充。語の長さにも注目していると考えられる。

3. サイリュー

 ポケモンの「カイリュー」 の意。動物のサイに引きずられている可能性あり。真意は不明。

4. サクランバポイ

 さくらんぼパイ の意。テベリと同じ原理だが、こちらは子音ではなく母音が入れ替わっている。はらぺこあおむしに登場する食べ物。この間違いは、5回に1回の頻度で発現する(筆者の体感)。

5. いっきーまーしゅ

 いただきます の意。同じ子音が連続する場面において舌が回らず、促音便を用いた。「時が経ちて」→「時が経って」のような、日本人が古代から中世にかけて経験した変化について、齢1歳にして理解している。なお、語尾は単に舌足らずで「す」のアーティキュレイションができていないだけである。


次回作

その2


2023年7月2日日曜日

著作権フリー 英文 短編 英語

 英語の授業で使っていただけそうなオモロい英文を作文したので、備忘録ついでに、日本語訳と解説を書き留めます。なお、文法のミスがあったりするところはご承知の上ご覧下さい。


ハロウィーンのキャラクターについての英文です。イラストがあって、それについて書いている、という状況だと思って下さい。


1.ドラキュラ

 Do you know him?  Recent studies show that they are real.  Actually, my eyes saw him.  Can you believe me?   Unbelievable things can happen.  Look into my eyes, and you will know if this is the truth or not...  And, of course, this is a lie!

こいつ知ってる?最近の研究では、実在するって言われてるらしいぞ。実際、僕もこの目で見てるんだよね。僕のこと信じられる?信じられないようなことって、世の中にはあるものさ。僕の目を見て貰えば、これが本当か嘘かわかってもらえるさ… それでね、もちろん、嘘でーす!


解説

使用されている大文字だけを読むと、Draculaとなる。my eyes saw himとか、へんな言い回しはそのため。


2. 狼男

For so long, I have been here: so long that I almost forgot what I was doing.  The last thing I can remember is that children were standing right in front of me, and my both arms reaching out for them, and then I heard screams of fear, and joy...

The doctor says that I was out under the sun for too long in a wolf-like costume.  I would never do this kind of job again.

とても長い間、わたしはここにいる。長すぎて、何をしていたかすら忘れてしまいそうなくらいに。私の最後の記憶では、子供たちが目の前にいて、そちらに向けて私が両腕を伸ばしており、それから、恐怖と喜びの叫び声が聞こえていた。。。

医者がいうには、私は炎天下に長く活動しすぎたようだ。オオカミの着ぐるみを着て。もうこんな仕事、二度と引き受けない。


解説

なーんだ、これ着ぐるみか!と思ってもらうために、不穏な始まり方にしたかった。長くいた、と最初にあるのは、病室。そこでの回想は、子供達に何かを配っているのか、脅かそうとしているのか。恐怖と喜びの叫び、とあるが、「子供の恐怖と、狼男の喜びの叫び」と、読んで欲しかったのだが、この辺が改善の余地あり。実際は、着ぐるみにビビってる子の恐怖と、着ぐるみに喜んでいる子の喜び。


3.おばけ(ghost)

I am flying in the sky.  When I talk to birds, they go away.  So, I decided to go down to the ground.  First, I tried to touch a dog, but it waved its tail and I was blown away.  Next, I went to a man.  I tried to touch him, but my hand went through him!  Moreover, my hands and even my body went through everythieg I attempted to touch.  I was really surprised that everything was a ghost!

僕はいま空を飛んでいる。鳥に話しかけると、みんな逃げていく。だから地上に降りることにした。まずは犬に触れてみようとしたんだけど、あいつが尻尾ふるから飛ばされちゃった。次に、男の人の所にいって触ろうとしたんだけど、僕の手はその人をすり抜けたんだ!しかも、僕が触ろうと思ったもの全部、両手どころか、僕の体まですり抜けちゃうんだよ。本当に驚いたね。まさかみんなお化けだったなんて!


解説

いや、おまえがお化けなんだろ。というオチなので、自分がお化けだと気づくタイミングをたくさん取り入れた。飛んでること、地面に降りた時に足が地面につかないであろうこと、尻尾の風で飛んでること、だれもこの人の存在に反応していないこと、など。また、犬や鳥の時は、性別の描写がないため、このお化けの設定は「おそらく、元人間。自分がお化けになった理由にも気づかないくらい呑気な奴。しかも、未だに気づかないまま、鳥に無視されながら呑気に空を飛んでいる奴」

一文目の進行形、二文目の現在形は、意図的(というか、オチに向かって書く中で、あえて意味を持たせるようにした)。

「今飛んでるよー。ふだん鳥に無視されるんだよねー。だから試しにこんなことしてみたんだけど、びっくりみんなお化けだよ。さて、いつになったら生きてる鳥に会えるんだろうな。」

みたいな独り言を読んでいる感じ。


 おわりに

解説とか知ったような事をやっていますが、どう解釈しようが自由です。自分があとで見た時に、「なるほど、そんなことあったな」とか、「甘いなーこういう解釈もできるじゃん」みたいな事をして楽しむためのものです。


2022年11月5日土曜日

中学生のよくある間違い 「勉強できる」

 「勉強できる」を、

I can study English.

としてしまう生徒がおおい。日本語話者としては当然かもしれないが、先日、英語の教員がこの間違いを指摘できなかったので、割と根深い問題だと思った。どう説明しようか、と考えた事を備忘録として残す。


・そもそもstudy の意味

 勉強をする、と言う意味。もしくは、研究をする、習得するために覚える、など。

つまり、I can study English.

は、「わたしは英語を勉強する、という行為ができる」となる。

逆に、もし、I can't study English.と書かれれば、それは「私は英語を勉強すると言うことができない」であるため、宗教上の理由がある、とか、「敵国の言葉を学習するなんて、わたしにはできない。」とか、「教科担の顔見るだけで気分が悪くなってしまうので、『学校では』英語を勉強することができない」とか、いろんな事を勘繰らないといけなくなる。


・can't study wellならOK?

 私がまとめようと思った最大の理由はこれ。

「首尾よく(上手に)英語の学習ができない」

だからOKな気がするが、もっと具体的に「単語が覚えられない」「文法の理解ができない」と言わないと、

「勉強法が間違ってることに気づいている」

と述べているに過ぎないため、得意・不得意に言及できていない(のではないか)。

「英語できない」

を英語にできないもどかしさがある。


・「できる」とは

 ここでの「できる」は、have a competency in と置き換えるのが妥当だと思った。英語のcanは、どちらかというと have an ability toっぽい気がする。この違いを分かっていれば、間違いを理解することができる気がする。


・結局…?

 I'm (not) good at /bad at...

を使うのが無難だと思うし、より適切だと思う。こういう小さい(けど大事な、中高生がよく間違える)ミスの一覧とかあったらほしい。

2022年10月30日日曜日

be動詞と一般動詞を一緒に使わせないために

 中学校3年になっても、

I am go to Tokyo.(誤)

とかやっちゃう生徒の多いこと。

まずは1年の時からしっかり訓練が必要ですが、進行形の後にまた再発することもあり、厄介です。

結局は、その都度教えていかないといけない。


そこで今回は、簡単な導入と訓練の方法について、備忘録をつけます。


1.日本語を通して

まずは以下の二つのグループの違いに着目させます。

Aグループ

私はケンタだ。

猫は可愛い。

鳥の羽は、繊細で美しい。


Bグループ

私は勉強する。

猫は早く走る。

鳥は羽を使って空を飛ぶ。


どんどん次のような例を出して、それぞれどちらのグループに入るかかんがえる。

・蛇は細長い

・ありは虫を運ぶ


生徒の気づきとしては、

「ですます調にすると、Aはです、Bはます。」

「蛇=細長い、という特徴か、あり→運ぶ、という動作か。」

「be動詞か一般動詞」

など挙がるが、文法用語は極力使わせず、それぞれの役割(特徴)に注目させ、「主語=補語」、「主語+動詞(+目的語)」であることに気づかせる。

この後、例文を生徒に作らせて、どんどんグループ分けをさせていく。(ペアやグループでも可)


2. 英語で

3語程度の英文で練習。

I am Ken.

I eat apples.など

ここで、英語には2種類、

「主語+be動詞」か、「主語+動詞」

が存在し、その2つしか存在しないことを伝える。そして、その二つを混合して使うことはできないこともつたえる。なぜなら、日本語で確認した通り、それぞれ役割が違うからである。



3. 進行形

進行形では、be動詞と一般動詞が混在するように見えるため、生徒が不思議に思う。

が、ing形はもはや動詞ではなく、形容詞的な役割であることを確認する。「〜している【状態】」と、訳すときに【状態】をつければ、日本語のですます調で「です」になるので、便利。

それ以前に、動詞には「現在形」と「過去形」の二つしかない。ingや過去分詞は動詞ではない、と伝えておくのも必要。


4. 何度もやる

持ち上がり学年ではない場合や、持ち上がりであっても忘れている生徒は多い。

英作文やテストでの誤答を受けて、必要な時にまたAグループBグループの区別を練習させる。このときは、例文に

「健太はいま走っている」

「指が骨折している」

「健太は指を骨折した」

「健太は英語をよく知っている」

などを混ぜ、【状態】なのか【動作】なのかどうかを判別させる。


5.終わりに

【状態】、【動作】と聞くと、状態動詞と動作動詞の区別が思い浮かぶが、ネイティブの広島人なら、広島弁を用いて解決できる。広島弁は天才なので、東京弁なんかでは「〜している」としか表現しないものを、

「〜しよる」(動作動詞にのみ適用可能)

と

「〜しとる」(動作、状態どちらにも適用可能だが、【状態】の意が強くなる。)

の二つで使い分ける。

例)

・あいつは本を読みよる。(目の前で本を読んでいる様がありありと伝わる)

・あいつは本を読んどる。(読書中、という状態。動作主が見えてなくてもいい。)


もっとわかりやすく意味の違いが現れるのは、

・寒くなりよる(だんだん寒くなってきている。)

・寒くなっとる(完了形。もう寒い。)

・死による(死にそうになっている)

・死んどる(死んでいる)

詳しくは、こちらの記事を参照。

広島弁の「~しよる」と英語の"~ing"の類似から文法の授業を考える


と、言ったところで、最後脱線しましたが、以上私的備忘録です。

2022年10月29日土曜日

中学生 仮定法 よくある間違い

 仮定法過去の分かりにくいところは、

現在のことを表現するのに過去形を使う

という点。しかも、何でもかんでも動作を過去形にすれば良いわけではない。たとえば、こんな間違いがよくある。

※ If I went to America, I ate Pizza.

これは、中学校で習う文法に絞るなら、次のような可能性がある。

・If I go to America, I will eat Pizza.

もしアメリカに行くなら、ピザ食べたい。

(将来のことなので、行くかどうかはわからない)

・If I could go to America, I would eat Pizza.

もしアメリカに行くことができたなら、私はピザを食べるだろうな。

(なんらかの理由で、アメリカに行くことができない。だから、ピザを食べるつもりは、今はない。)

・If I would go to America, I would eat Pizza.

アメリカに行く気が私にもしあれば、ピザを食べるだろうな。

(アメリカに行く気が(意志・予定が)ない。だから、ピザを食べるつもりは今はない。)

・If I could go to America, I could eat Pizza.

もしアメリカに行くことができたなら、私はピザを食べることができるのに。

(アメリカに行けないから、食べることはできない。食べたい気持ちはあるかも。)

・If I would go to America, I could eat Pizza.

アメリカに行くつもりがあれば、ピザを食べることができるのに。

(行くつもりがないので、食べられない。食べたいけど。)

これに、If I were able to(実行できたら) や、If I were goin to(予定があれば)などのパターンを加えると、もっと増える。

結局何が言いたいかが分からないと、そして、その表現したいことがどの文法、どの単語で表現できるかを知らないと、「とりあえず過去形にする」やつが続出してしまう。


本記事では、どういう時に過去形、would、couldを使うのかをざっくり説明する。

①過去形を使う場合

 If I went to America, ...が間違いで、 If I knew America, ...は正しい。仮定法では、動作動詞はそのまま過去形にして使ってはいけない。状態動詞ならOK。とかいう危なげな見分け方もできるが、もう一つ簡単な見分け方としては、現在形の否定文を作って意味を確認する方法がある。

I don't go to America. 私は普段アメリカに行かない。→If I went to America, ...もし私が普段(日常的に)アメリカに行くなら。

I can't go to America.わたしは、(なんらかの理由で)アメリカに行けない。→If I could go to America,(もしアメリカに行けたら)

I don't know America.アメリカを知らない。→If I knew America(アメリカを知っていたら、)


②wouldを使うかcouldを使うか

 wouldは、「〜するつもりがある」「〜だろう」

 couldは、「〜することができる」「〜する可能性がある」

で使い分ける。


以上のことがざっくりと理解できていれば、「仮定法だから単純に過去形を使えばいい。」が、間違っていることに気づくことができるだろう。

2022年9月16日金曜日

There is my 〜 はOK?ダメ?

 There is の後には、新情報がくる

というふうに教わります。しかし、実際はmyやtheが来ても、「意味は変わるけど」OKらしいです。


今回は特に、There is my…がどのような意味になるのか、について簡単にまとめます。

1.そもそもThere is …の意味は?

 何かを見つけたときや、その物体に気づいてほしいときに、「…があるよ」という時に使うらしい。つまり、「木に鳥が止まってるよ」とか、「道端に犬が歩いているよ」みたいな感覚です。

2.There is my …とすると・・・?

 There is my book on the table.

 机の上に私の本があるじゃないか。

 There is (Here is) your pen in my bag.

  (ごめんごめん)君のペン、僕のカバンの中にあったわ.


3.つまり?

 ある物体の存在を聞き手に気づいてほしいとき、There is …を使うっぽいですね。ということは、やっぱりその物体の存在という情報は、聞き手にとって新しいものでなければなりません。

 したがって、

「君の本って、どこにあるの?」

「机の上にあるよ」

というやりとりは、

Where is your book?

My book (It) is on the desk.

となる方が自然。なぜなら、My bookについては、聞き手も話し手も同じものをイメージしている(旧情報である)し、聞き手はon the deskという情報を知りたいから。

しかし、

「あれ、机の上に君の本があるよ。」

Oh, there is your book on the desk.

は使えそうです。なぜなら、まさかこんなところに自分の本があるなんて聞き手も思ってなかったことで、your bookという情報が価値をもつから。

4.細かい話

 このThere is には、なんか良くワカンナイ議論がなされています。それは、

There is …という、「…がある」という言い回しなのか、それとも、A book is there.の倒置(語順の入れ替え)なのか

という議論です。ネットをソースにして探してみましたが、私には結論を見つけることができず、結局頓挫しました。よって、駄文に蛇足として、私の個人の見解(こう理解しておくと私の頭が平和になるもの)を書きます。


There is a …新情報が後にくる場合は、そういう構文。単純に、…があるよ、という意味。

There is my…旧情報でも後ろに来ている場合は、倒置。したがって、「そこに!そこにあったのか!…は。」くらいの意味。


6.終わりに

結局のところよくわからないのですが、どっちでもいいのかな?

とりあえず、単純に「〜がある」と述べたいときは、there is a ...を使う方が無難だし、myを後ろに置かない、としておいた方が安全そう。

2022年9月6日火曜日

仮定法過去をどう説明するか。 I were ってなに?

  備忘録的に残します。また、ラテン語とか all greek to meなので、スーパーにわか知識で書いてあるところがあります。


1.そもそもなんで現在のことを表すのに過去形なの?

 これについて、少し日本語を参考にしてみます。

・昨日は金曜日だった。

 過去のはなしをしていますね。「〜だった」は、過去を表す事ができます。

・(そういえば)明日は金曜日だった。

 いわゆる、未来を話す時にも「〜だった」を使いますね。

・今日が金曜日だったらな。

 今のことについて話をしています。これも「〜だった」です。


①昨日は金曜日だった。

②明日は金曜日だった。

③今日が金曜日だったらな。(例えば、今は月曜)

①は、「金曜日」が、昨日という、現在から【時間的に】離れたところにあることを表し、

②は、「明日が金曜」である事実が、現在から【意識の上で】遠くにある(忘れていた)ということを表し、

③は、月曜である現実が、「金曜日」と【事実的に】離れていることを表す。


つまり、ざっくりいうと、

日本語においては、なんらかの形で現在(現実)と距離があることについて、「だった」を使うことができる

と言えるのだ。…としておきます。(実際はもっと複雑で、筆者は完全に理解しておりません。)

英語でも似たような事が起こるのだ、と考えると、理解しやすい気がします。


2. was vs were

 I wish I were a bird.

かつてCMで女の子が叫んでたやつ。I wasじゃないのか、とか、If I was ...じゃダメなのか、など、いろいろあるので一旦整理します。

【私が知っている事】

・I wasでも良い。

・I wereでも良い。

【私が知らない事】(今回は無視する事)

・If it were not for や、Were it not for、were to、Were I youなどの、構文(成句表現?)や倒置表現においてもwasとwereを入れ替えてもいいのかどうか。


ということで、wasでもwereでもどっちでも良いのですが、大体生徒が聞いてくるのは「なぜwereを使うのか」です。


3. wereをつかう理由は?

いろいろな説明の仕方があります。有名なのは、

・wasではなくwereを使う事で、事実と違うことをわかりやすくするため。

 これは間違いとはいえませんが、勘違いを起こすこともある表現です。

・現在、過去、過去分詞、のような感じで、仮定法に使う形があった。それは、waereという形であ(aeは、発音記号で見るような繋がった形)であったが、wereと似てるからもうwereで良いじゃん、みたいな感じで、今に至る。

確かに、仮定法(ラテン語では接続法?)ということを表すために、were(waere)を使うのですが、

「本来はyou とか複数形につかうwereをIに使うことで…」

と説明してしまうと嘘になる。本来も何も、元々Iに使うためのwaereだったのだから。


4.おわりに

今回は、アスペクトとかテンスとか、なんか難しそうな言葉は使いませんでした。また、筆者の知識と理解の不足から、必要以上に砕けた表現でお茶を濁している部分もあるため、言語学的に正確な説明にはなっていない部分が多いと思いますので、もしご一読いただけるなら、この点に十分に留意していただければと思います。

2022年9月5日月曜日

do my homework にmyっているの?

  結論としてはいらない。


なお、以下の記事は個人的なメモとして残す程度のものであり、真偽の裏どりはそんなにやってないので、そんなもんだと思って下さい。


1. そもそもhomeworkとmy homeworkの違い

 "homework"は、概念としてのいわゆる「宿題」。

Almost all students in Japan will be assigned homework.

日本の学生は、ほぼ100%宿題を出される。

 

"my homework"は、「私に割り当てられた(出された)宿題」

I know that I have to do my homework, but I don't want to.

宿題をやんなきゃいけないのは分かってるけど、やりたくねーなー。


2. I did homework.は正しい?

私は「宿題」と言うものをやった。という感じの意味になる(と思う)のでOK。

男もすなる日記というものを、女の私もやってみた。

という感じで、「巷で宿題と呼ばれているあれ。ワークとかプリントとかに取り組むアレ。自由研究みたいなアレ。アレをやったよ。」

という意味あいになりそう。


3.なぜmy homeworkと言わないといけない、という風潮があるの?

 ふつう、「宿題やった」というときは、学校で与えられたからやった、という状況が多い。ならば、「自分に出された、自分がやらなきゃいけない宿題」という文脈が多いので、"普通"はmyをつけるよね、と言われるのでは?

まぁ、もし仮になくても、

I did homework.と言った時に、「他人のをやったな!」なんて思う人はいないでしょう。特殊な文脈に無い限り、自分のをやったのだと解釈するのが適当ではないかと、私個人的には思います。

4.厳密に使い分けないといけない場面

 I haven't done homework.

と言った時、「こいつはこれまでに宿題を出されたことがないから、宿題というものをやったことが無い」と読み取れます(多分)。

もしここで、

I haven't done my homework.

と言ったなら、「こいつは夏休みの(いついつまでにやれと言われている)宿題をまだやってねーのか。」となります。

I don't like homework.

I don't like my homework.

上は、「宿題嫌い。」今回は、こっちの方が自然な表現な気がします。

下は、「今回私がやらなきゃいけない、なんなら私にしか割り当てられていない宿題がめんどくさい。」という意味になりそうです(多分)。


5.まとめ

 今回は、ネット記事(ネイティブが質問に答えるやつ)を参考に自分の意見を混ぜて書きました。

知恵袋的なところでは、「どっちでもいい」とか、「今は同じ」とか、無責任なことが書いてありました。しかし、表現が違えば厳密には意味も異なります(、というか、異なることの方が多いです)。

昔から良く言われる、

「誰の宿題かわかんないでしょ」

の説明は、個人的に納得出来ませんでした。例文を参考にしたり、ネイティブの感覚を頼りにしたりして、自分の考えを深めるって多分大事です。

2022年8月23日火曜日

140字以内小説 その4

  本記事は、「ショートショートって1ツイートで完結するんじゃない?」という筆者の頭の悪い思い付きで始まったものです。本編より前書きが長いという異例の記事です。

全て筆者のオリジナルで作成しますが、ショートショートの性質上、類似した内容のものもあるかと思います。万一、明らかに盗作であるような作品がありましたら、お知らせください。また、同じような試みをTwitterでされている方をご存知でしたらお知らせください。

なお、こちらに書いたショートショートを、コピペしてツイートしても構いません。が、その後で本記事へのリンクも併せてツイートいただけると幸いです。





大人の条件

「父さん、梅干しの種の中身出して。」オーは、アイ博に種を渡して言った。博士は歯で種を割り、「こうして自分で取り出せたら、立派な大人だぞ。」と誇らしげに言いながら、取り出した中身を娘に渡した。「私も早く父さんみたいに、強い歯を取り付けてもらいたいな。」


140字以内小説 その3

  本記事は、「ショートショートって1ツイートで完結するんじゃない?」という筆者の頭の悪い思い付きで始まったものです。本編より前書きが長いという異例の記事です。

全て筆者のオリジナルで作成しますが、ショートショートの性質上、類似した内容のものもあるかと思います。万一、明らかに盗作であるような作品がありましたら、お知らせください。また、同じような試みをTwitterでされている方をご存知でしたらお知らせください。

なお、こちらに書いたショートショートを、コピペしてツイートしても構いません。が、その後で本記事へのリンクも併せてツイートいただけると幸いです。



夢

夢を見た夢を見た。そう、夢の中で夢を見た。夢の中の夢は、夢を見ることを夢見ている夢だ。夢で見た夢の中の自分は、これが夢とは夢にも思わないから、夢を見たいと思っていた。夢を夢見る夢を見た夢の中の自分も同じだ。ならば、夢を夢見る夢を見た夢を見た私も、またゆ…


140字以内小説 その2

  本記事は、「ショートショートって1ツイートで完結するんじゃない?」という筆者の頭の悪い思い付きで始まったものです。本編より前書きが長いという異例の記事です。

全て筆者のオリジナルで作成しますが、ショートショートの性質上、類似した内容のものもあるかと思います。万一、明らかに盗作であるような作品がありましたら、お知らせください。また、同じような試みをTwitterでされている方をご存知でしたらお知らせください。

なお、こちらに書いたショートショートを、コピペしてツイートしても構いません。が、その後で本記事へのリンクも併せてツイートいただけると幸いです。



湯沸かし器

博士にとって新たな習慣を身につけることは一種の苦行である。物価の高騰で、毎朝のコーヒーを自分で淹れることにしてから、何度湯を沸かし忘れた事か。博士はロボットに指示を出した。「毎朝ケトルで湯を沸かせ。」

『エラー』

「なぜだ。湯をヤカンに入れて加熱するだけなのに。」

2022年8月22日月曜日

140字以内小説 その1

 本記事は、「ショートショートって1ツイートで完結するんじゃない?」という筆者の頭の悪い思い付きで始まったものです。本編より前書きが長いという異例の記事です。

全て筆者のオリジナルで作成しますが、ショートショートの性質上、類似した内容のものもあるかと思います。万一、明らかに盗作であるような作品がありましたら、お知らせください。また、同じような試みをTwitterでされている方をご存知でしたらお知らせください。

なお、こちらに書いたショートショートを、コピペしてツイートしても構いません。が、その後で本記事へのリンクも併せてツイートいただけると幸いです。



正義のスイッチ

「悪を滅するボタンだ。」アイ博士は小さなスイッチを手に、作品の完成を喜んだ。「悪の定義に10年を費やしましたね。」ケイ助手も嬉しそうだ。「よし、押すぞ。」「いよいよですね。」「…」こうして、悪は滅びた。


2021年9月7日火曜日

仮定法過去 文法導入 無料教材

 中学校3年生で実施してみたところ、割といい反応だったのでシェア。


https://drive.google.com/drive/folders/0B30jwV52LZLRcUs1QS1DUXBrWnc?resourcekey=0-yfsQzRzWyNCWxSeLH_8h_A

一緒に読み物教材もあるので、そちらも是非。



1枚目を生徒に配布して、考えさせる。指示はなし。プリントに書いてあるから。
2枚目は、隣の先生用に用意したもの。自分のカンペでもある。
3枚目は、最後に配る。これで文法説明も必要最低限で仮定法の概念の導入ができる。

1番の問題をいろんな生徒に説明させた。生徒は言葉に詰まりながらも答える。言語化って難しいよね。
2番、3番の問題は、5分くらいかんがえたら答えを提示するで良い気がする。大事なのは、「If I were him(her/ the man)が省略されていること。こんなの初見じゃほぼほぼわかんないので、良いところで答えを提示してあげても良いのではないか。

早く終わった生徒には、例文全ての場面(状況)を考えさせた。
I wish I had money.→「財布見たらお金なかったってことよね?」
I hope I have money.→「まだ財布見てない状況。ドキドキな状況。」
みたいな。

最後に3枚目のプリントを配ると、必死に読んでた。状況が想像しにくい例文もあったので、その答え欲しさにとにかく読んでた。


たまには、こうやって自分たちで文法を理解する時間があっても良いのかなとおもった。

2021年8月29日日曜日

学級文庫候補一覧 50音

各記事へのリンク集

 本のタイトル(どの記事にあるか)

のようにまとめます。英語や数字で始まる場合、読み方にしたがって並べます。例 Darth Vader→「ダースベーダ」。伸ばし棒、(半)濁点は無視し、そのたは全て大文字で処理します。 例 ジョークセット→「シヨクセツト」

「その1」「その2」「その3」「その4」「その5」 

あ

・悪意(その3)

・悪魔のいる天国(その2)

・アリエナイ理解(その2)

・アリエナクナイ科学の教科書(その2)

・暗号解読(その2)

い

・生きるためのお金の話(その3)

う

え

お

・大泉洋エッセイ(その2)

・大人の時間はなぜ短いのか(その1)

・思い通りに人をあやつる101の心理テクニック(その3)

・思わずニヤリとする言葉(その3)

か

・カイジ 「命より重い」お金の話(その3)

・ココロの本音がよくわかる 魔法の心理テスト(その1)

・子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話(その2)

・この算数、できる?(その1)

さ

・佐藤二朗なう(その2)

・サービスの天才たち(その1)

・3分間サバイバル(その4)

た

・Darth Vader and Son(その2)

・正しいのはどっち?語源の日本語帳(その1)

・誰も教えてくれない お金の話(その3)

な

・日本人の知らない日本語(その4)

・脳がワクワクする理系ドリル(その2)

・ノックの音が(その2)

・野村の金言(その2)

は

・博士の愛した数式(その2)

・鋼のメンタル(その1)

・人は見た目が9割(その1)

・フェイクニュースの見分け方(その2)

・フェルマーの最終定理(その2)

・ヘトヘトに疲れる 嫌な気持ちがなくなる本(その1)

ま

・マンガでわかる元素118(その4)

・昔話法廷(その4)

・難しい数式は全く分かりませんが、相対性理論を教えてください!(その1)

・難しい数式は全く分かりませんが、量子力学を教えてください!(その1)

・もう「いい人」になるのはやめなさい!(その3)

や

ら

・レモンをお金にかえる法(その3)

わ


他クラスの生徒が羨む! 学級文庫にしたい本たち その4

学級文庫にしたい本 一覧(50音)はこちらから

1.「昔話法廷」オカモト國ヒコ

 NHKの有名なやつです。昔話を取り上げて、「これ、実は犯罪ですよね?」みたいな。さまざまな昔話の登場人物を被告人として、法廷でのやりとりが繰り広げられます。そこには、昔話にはなかった裏事情が勝手に織り込まれていたりして、いわゆるモラルジレンマを引き起こす構成になっています。衝撃的だったのは、浦島太郎が地上に帰ろうとしたのは、乙姫に子どもができたことを知り、親になるのが怖かったからだ、という設定(原作がそうなの?勉強不足です)。このように、細部の設定にこだわることで、一方的な結論に終わらないように仕掛けてあります。有罪か無罪か、もしくは、執行猶予をつけるべきかどうか、死刑にすべきか情状酌量の余地があるのか、など、読みながら気持ちが揺れ動きます。現状4巻見つけたのですが、今後続編が出るのなら迷わず購入したい本です。


2.「3分間サバイバル」粟生こずえ

 「ある所でこんな出来事がありました。何がマズかったでしょうか。」みたいな感じで、疫学リテラシーを試してくる短編集。ノロウィルスにアルコールは効果今ひとつであるとか、結核についての知識とか、意外と知られていないことが取り上げられています。いろんなシリーズがあるらしい。サクッと読めるし、朝読書には持ってこい。


3.「マンガでわかる元素118」齋藤勝裕

 元素記号を習うのが中2の後半?3年?よく知らないのですが、アルミニウムとかカルシウムとか、H2OとかCO2とか、塩酸とか、特に最近はDr.Stoneとかの影響で硝酸とかアンモニアとかは、中学校1年生であっても触れたことがあるのではないでしょうか。元素の名前や、物質を化学式で表したもの、化学実験でよく使うものなど、身の回りには化学式だらけです(当然)。そんな化学式を作成するための元素に、早い段階から触れてもいいんじゃないでしょうか。

 本書の利点は、それぞれの元素についてマンガがあること、欠点は、分かりにくいことです。本来、元素一つで一冊書けてしまうようなものもあるのではないかと推察するのですが、それを118種類を1冊にしているのですから、情報不足もいいところです。その中で、同位体とか原子核とか、質量数とか原子番号の表記のルールとかまで触れているので、ガッツリ勉強したい人にとっては物足りない内容です。入門書というか、朝読書にマンガが読めて知識になる、というお手軽さが良いと思います。


4.「日本人の知らない日本語」蛇蔵・海野凪子

 超定番の面白いやつ。留学生に日本語を教えるって、いろんな難しさがあるのだなと。忍者を信じている人や、マンガのセリフを覚えている人、任侠映画のセリフで日本語を勉強した人など、いろんな生徒を相手に奮闘する教師が主人公のマンガです。「すっぱ抜く」ってなに?というか、「すっぱ」ってなに?といったような、今まであまり気にしなかったことだけど、聞かれると確かになぜだろう、と思うようなことってありますよね。というか、今の生徒の日本語力って、任侠映画のセリフとか理解できるんだろうか。うむ、やはり生徒にはぜひともこの本を読んでもらいたい。


5.おわりに

 そろそろ何を紹介してきたか忘れそうなので、一覧を作ろう。


学級文庫にしたい本たち その3

学級文庫にしたい本たち その5

2021年8月28日土曜日

オトナのための最も刺激的な理科の教科書 新版 アリエナイ理科

 


通称「ア理科」とか言われているものらしい。どう刺激的かと言われれば、原子爆弾の作り方が事細かに書かれている、と説明すれば何となく通じるであろう。

「生徒が原子爆弾を作ったらどうするの」

とか思うかもしれないが、読んでみればそのような不安は払拭されるはず。

私はこの本を、学級文庫にしたい。しかしそれには、乗り越えるべき壁がいくつかある。今回はそれを紹介しようと思う。

1.表紙

 頭蓋骨がど真ん中に鎮座しており、「爆発・猛毒・兵器」などの文言が兵器…じゃなくて平気で書かれている。文責・監修をつとめた集団の名前も、「薬理凶室」。ぱっと見、管理職に怒られそう。


2.隠し要素

 表装をはがすと、その裏にすごろくが仕込んである。すごろくの内容がオトナ。RPGのような体力があり、それが尽きると命を落とす。命を落とすと「地獄」という特別マップに行き、様々な18禁罰ゲームを乗り越えて現世(メインマップ)に戻る、という、やばい内容のすごろく。バレなきゃいい、では済まされない。テープで止めるか、もう外しておくか。


3.内容

 未知の情報に触れることを純粋に楽しむことができなければ、本書を読んではいけない。毒薬の作り方も載っているし、兵器の作り方も載っている。

「ふぐ毒を簡単に手に入れられる行為であるさかな釣りは、危険なので禁止にしよう」

「ふぐの調理免許は、合法的に他人にふぐ毒を摂取させる手段足りうるので、この免許の紹介は中学校ではすべきではない」

と言っているようなものだが、上記の2つの例をよんで、「なるほど。確かにそうだ。」と思うような人は、この本を置くことを許可してくれないだろう。


4.おわりに

 結論としては、表紙さえとってしまえば、いけそうな気がしてきた。どうせ、この手の本に反対するような人たちは、本書の内容なんて知らないだろうから、おそらくバレることはない。早速週明けから実装しよう。