自己紹介

自分の写真
広島大学教育学部卒業。 読書・昼寝・ゲーム・カードゲームなどを趣味とする。 RIP SLYMEが好き。宮部みゆき・東野圭吾・星新一・夏目漱石・小川洋子が好き。 最近数学・宇宙論・翻訳などに興味がある。 アニメ・声優オタ

2023年8月9日水曜日

我が子 言い間違い・語録 2

  言語獲得の様子は、見ていて楽しい。そして、かわいい。後々見返したら、「こんなことあったなー」という成長の記録にもしたいので、勝手にまとめていく。

 言い間違いや、独特な表現を羅列し、それぞれについて解説を入れていく。知った風に書いている部分もあるが、飽くまでも「ソースは俺」である。ここの説明を鵜呑みにすることは危険なので、「そういう考えもあるのかー」程度に。

6. ちゅぱむ

 つかむ の意。舌足らずにより「つ」が言えない。注目すべきはつぎの音で、「無声軟口蓋破裂音」であるべきところを、「無声"両唇"破裂音」で置き換えている。子供は「音で捉えている」とはいえ、kやpなど、記号として明確な捉え方ができていない。彼らの感覚としてはきっと、「なんか、柔らかい部分で出た音で、空気の流れが一度止まっている」くらいのものなのだろう。

7. しゃもんまま とみだ

 シャボン玉 とんだ の意。「両唇鼻音」と「有声両唇破裂音」の間違い。破裂させる瞬間に鼻から息が出ているかどうかの違いなので、「ぼ」と「も」を取り違えるのはなんら不思議はない。問題はそのあとの部分だ。「だま」が「まま」になっている部分については、自分が発した前後の音に引きずられているのだろうと推察することもできる。しかしそれ以外に、二つの要因があると考える。① 「シャボン玉」の「ん」が、「n なのか mなのか」がわかっていない。本来 n で発音するが、m で発音した場合、続く音は「両唇音」となる。無声音は無視しても、m か b の二択。②「だ」は「有声歯茎破裂音」であるが、歌のお兄さんの「だ」は、柔らかく聞こえる。したがって、破裂音よりも両唇鼻音を選択したと考える。最後に、「とんだ」と「とみだ」の間違いについては、前述の仮説①で説明がつく。m で発音したために、最後の「だ」に移る前には唇を開けなければならない。この時に声帯を震わせていれば、マ行の音が出るし、中でも、最後の「だ」に最も自然つながる音は、「み」である。

8. しゃもんまま とまちょ

 シャボン玉 とばそ の意。最後が「しょ」ではない部分に、この子の工夫を感じられる。「歯茎摩擦音」を狙って、「後部歯茎破擦音」を出している。舌と歯茎の隙間を狭めようとし、且つ、より口腔の前方で乱気流を発生させようと試みた結果である。

9. はしっこがー

 端っこがピンとしていない時に発せられる駄々。こだわりが強く、毛布やカーペットは四辺をピンと張らなければ嫌だし、トランプの山も、きっちり揃っていなければ気が済まない。

10. じゃない

 違う の意。何かを否定する際に用いる。両親の会話に頻発するのだろう。例えば「この皿は洗って?」→「ない」、「風呂はそうじして?」→「る」 のようなやり取りのなかに、「これは今日作ったお茶?」→「じゃない」、というのもあるのだろう。



次回作

その3

過去作へのリンク

その1



0 件のコメント:

コメントを投稿