備忘録的に残します。また、ラテン語とか all greek to meなので、スーパーにわか知識で書いてあるところがあります。
1.そもそもなんで現在のことを表すのに過去形なの?
これについて、少し日本語を参考にしてみます。
・昨日は金曜日だった。
過去のはなしをしていますね。「〜だった」は、過去を表す事ができます。
・(そういえば)明日は金曜日だった。
いわゆる、未来を話す時にも「〜だった」を使いますね。
・今日が金曜日だったらな。
今のことについて話をしています。これも「〜だった」です。
①昨日は金曜日だった。
②明日は金曜日だった。
③今日が金曜日だったらな。(例えば、今は月曜)
①は、「金曜日」が、昨日という、現在から【時間的に】離れたところにあることを表し、
②は、「明日が金曜」である事実が、現在から【意識の上で】遠くにある(忘れていた)ということを表し、
③は、月曜である現実が、「金曜日」と【事実的に】離れていることを表す。
つまり、ざっくりいうと、
日本語においては、なんらかの形で現在(現実)と距離があることについて、「だった」を使うことができる
と言えるのだ。…としておきます。(実際はもっと複雑で、筆者は完全に理解しておりません。)
英語でも似たような事が起こるのだ、と考えると、理解しやすい気がします。
2. was vs were
I wish I were a bird.
かつてCMで女の子が叫んでたやつ。I wasじゃないのか、とか、If I was ...じゃダメなのか、など、いろいろあるので一旦整理します。
【私が知っている事】
・I wasでも良い。
・I wereでも良い。
【私が知らない事】(今回は無視する事)
・If it were not for や、Were it not for、were to、Were I youなどの、構文(成句表現?)や倒置表現においてもwasとwereを入れ替えてもいいのかどうか。
ということで、wasでもwereでもどっちでも良いのですが、大体生徒が聞いてくるのは「なぜwereを使うのか」です。
3. wereをつかう理由は?
いろいろな説明の仕方があります。有名なのは、
・wasではなくwereを使う事で、事実と違うことをわかりやすくするため。
これは間違いとはいえませんが、勘違いを起こすこともある表現です。
・現在、過去、過去分詞、のような感じで、仮定法に使う形があった。それは、waereという形であ(aeは、発音記号で見るような繋がった形)であったが、wereと似てるからもうwereで良いじゃん、みたいな感じで、今に至る。
確かに、仮定法(ラテン語では接続法?)ということを表すために、were(waere)を使うのですが、
「本来はyou とか複数形につかうwereをIに使うことで…」
と説明してしまうと嘘になる。本来も何も、元々Iに使うためのwaereだったのだから。
4.おわりに
今回は、アスペクトとかテンスとか、なんか難しそうな言葉は使いませんでした。また、筆者の知識と理解の不足から、必要以上に砕けた表現でお茶を濁している部分もあるため、言語学的に正確な説明にはなっていない部分が多いと思いますので、もしご一読いただけるなら、この点に十分に留意していただければと思います。
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