ボランティア
https://drive.google.com/file/d/1WEGhHoELX770jqyKTnlBd15iv6ZZC7Mu/view?usp=drivesdk
今回はやや長めであり、かつ日本語の能力を問うものが多い。
第一問、ボランティアの例として挙げられているのは、
・缶ひろい ・挨拶 ・盲導犬の飼育 ・どこかの掃除
であるため、「募金」という言葉は出てこない。canが缶であると察知できるかどうか、donate やmoneyなどといった単語がないことがわかるかどうか、がポイントである。
第二問、下線部は、「見返りは何ももらわない」という意味合いであるため、
あ)何かを他人のためにする い)他人を助けたいと思う
う)お金を全くもらわない え)他人から感謝の気持ちをもらう
の選択肢からは、う)が正解である。ここではもちろん、「)」をつける必要はない。
第三問、途中で、何の脈絡もなく登場する a manにどこまでついていけるか。曰く、
「俺はボランティアが好きだ」「お金はもらわないが、いろんな人から感謝をもらう。誰かに助けられたら、俺もその人に礼をいうし、俺が誰かを助けた時は、その人が俺に礼をいう。こうやって世の中は良くなっていくものだ。」
要するに、誰か1人が頑張るでもなく、やらない善より〜というわけでもなく、世の中がいい方向に"かってに"向かっているわけでもなく、「世の中はお互い様で成り立つ」という「う」が正解となる。
第四問、「困っている人に声かけをする」はボランティアかどうか。本文では、「何でもいい。他人を助けたいという気持ちさえあれば。特別なことではない。簡単なことだ」などの文が出てくるため、この本文の言わんとすることを汲むならば、答えは「ボランティアになる(◯)」である。
今回の長文は、細かいところを読み取れるか、というよりは、文章の大意をつかめるか、というところに視点が置かれている。したがって、どの単語にも注釈やルビが振られていない。ほとんど既習の単語ばかりである。未習のものとしては、「can缶, nothing, blind, special, thank(感謝する),better」、表現としては、「make OC」あたりに日本語訳を書き加えれば、より難易度は下がるだろう。とはいえ、読めなくてもわかるだろう、という強い意志を持って読ませてみてもよいのではないか、と思う。
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